連続テレビ小説・第64作。沖縄・小浜島の美しい自然の中で育ったヒロインが、命の尊さや家族の絆を胸に、のびのびと大らかに成長していく姿を描きます。(C)NHK
エピソード1
第1回 美ら海の約束
沖縄が米軍の占領下から日本に復帰した1972年5月15日、八重山(やえやま)諸島小浜島(こはまじま)の古波蔵(こはぐら)家で、恵文(けいぶん)と勝子夫婦に元気な女の子が生まれました。その子は父の名から恵の一字をもらい、「恵里(えり)」と名づけられました。それから11年後、農業のかたわら、民宿「こはぐら荘」を営む古波蔵家に、久しぶりに客がやってきます。東京から来た一組の親子連れでした。[FICT](C)NHK
エピソード2
第2回 美ら海の約束
民宿「こはぐら荘」にやってきたのは、上村(うえむら)静子と中学1年の長男・和也、小学6年の次男・文也の親子連れでした。恵里と弟の恵達(けいたつ)は、久しぶりの客に大はしゃぎ。夕食の席で、恵里は父の恵文が弾く三線(さんしん)に合わせて、見事な琉球舞踊を披露します。しかし、上村親子は深刻な事情を抱えていました。その夜、静子は長男の和也が不治の病で、もう長くないことを勝子に告げます。[FICT](C)NHK
エピソード3
第3回 美ら海の約束
またたく間に仲良くなった恵里、和也、文也。3人はさっそく、近くの森へ遊びに行きます。その森で、高い木に上った恵里は足を踏みはずし、和也がとっさに落ちてくる恵里を受け止めて助けます。遅れて小浜島(こはまじま)へやって来た和也の父・伸生は、和也の行為をほめますが、母の静子は和也の体を心配して取り乱します。和也はこの島で、最後の日々を過ごすためにやってきたのでした。[FICT](C)NHK
エピソード4
第4回 美ら海の約束
恵理は、和也の体を気遣って「小浜島(こはまじま)にいれば、病気なんて治ってしまう」と言葉をかけますが、和也の母・静子を激怒させてしまいます。その夜、母の勝子から、和也が不治の病だと聞いてショックを受ける恵里。翌朝、落ち込んでいる恵里を元気づけようとして、和也と文也はガジュマルの樹に住んでいるという妖精キジムナーのふん装をして現れます。その姿を見て、恵里もみんなもびっくりNHK
エピソード5
第5回 美ら海の約束
和也が行きたいと言い出し、恵里たちは無人島に出かけます。その島で、「お前たち、いつか結婚しろよ」と和也に言われた恵里と文也は「OK」と答えます。しかし、幸せな時間は束の間でした。数日後、和也は倒れてしまい、そのまま眠るように息を引き取ります。悲しみに暮れる恵里と文也…。恵里のおばぁハナは、「命は宝(ぬちどぅたから)。命がいちばん大切だということを、和也くんは教えてくれた」とふたりを優しく諭します。[FICT](C)NHK
エピソード6
第6回 美ら海の約束
命のはかなさと大切さを知った恵里と文也…。心を通わせたふたりは、「和也の木」と名づけたガジュマルを植えます。そして、「いつか結婚しよう」と約束します。とうとう、文也が東京に帰る日がきました。恵里は文也に手作りのミンサー織りのお守りを渡し、文也からきれいなスーパーボールをもらいます。文也を乗せて港を離れていく船を、恵里は泣きながら追いかけていき、「大きくなったら、結婚しようね」と叫ぶのでした。[FICT](C)NHK
国仲涼子
小橋賢児
平良とみ
真野響子
岡田惠和