1966年9月、国会議員であったキム・ドゥハンは国会で財閥と癒着していた政府への怒りとして汚物をばらまく「国会汚物事件」をひき起こす。逮捕されたドゥハンは、動機にもなった自分の半生を語り始める。1924年、日帝時代。母と一緒に投獄されていたドゥハンだが、父キム・ジャジン将軍と最初で最後の対面を果たし、幼きも民族独立の意志にめざめていく。 (C)SBS

父と対面した満州から戻ったドゥハンを待っていたのは、日本人のミワ警部の激しい取調べによる母の死であった。故郷から離れた開城の叔父に引き取られたドゥハンは虐げられた生活を送っていた。叔父はドゥハンが父からもらった大切な時計を日本人の金貸しに渡してしまう。村人を苦しめる金貸しカネヤマ。そして、ついにドゥハンはある行動に打って出る。 (C)SBS

金貸しカネヤマから時計を奪い返したドゥハンは、村人の借金の帳簿を盗み、火を放ち逃亡。危ない所を独立運動に身を投じる若者2人に助けられ、共に京城へ向かう。京城に着いたが身寄りも無く、途方に暮れるドゥハン。ミワ警部に見つかり、再び逃走。ドゥハンを助けたのは物乞いのジニョンとケコだった。 (C)SBS

行き場の無いドゥハンはジニョン達と共に、年長者の兄貴が仕切る物乞い村で生活を始める。慣れない生活に苦しむもジニョン、ケコとの間に友情も芽生える。ドゥハンの安否を気遣うウォン老人はキム・ジャジン将軍を敬愛するチェ記者に捜索を依頼。その頃、いまだ物乞い生活になじめないドゥハンは、兄貴から厳しい仕打ちを受けていた。 (C)SBS

ドゥハンの逃走を助けた2人、ナ・ソクチュとユ・テグォンはウォン老人のもとに身を寄せていた。そのソクチュの目的は、日帝の搾取への警告として、日本人の銀行や会社を爆破することであった。実行に移したソクチュだが、警官との銃撃戦の末、死亡。新聞記事にのせるソクチュの情報をウォン老人から得たチェ記者は、お礼として町で見かけた物乞いがドゥハンであったことをウォン老人に告げる。 (C)SBS

物乞い村の皆を苦しめる兄貴に決闘を申し込み勝利し、村の新しい親分となったドゥハン。ドゥハンの義母と祖母も京城に到着し、必死にドゥハンを捜索していたウォン老人とチェ記者はついにドゥハンと対面。ドゥハンはジニョン達と別れ、ウォン老人の元で暮らすことになる。そこで、自分を助けてくれたユ・テグォンとも再会。そして、ドゥハンは一緒に暮らす中、テグォンが武術の達人であることを知る。 (C)SBS