親の仕事の都合で、東京に引っ越して3人の姉妹と暮らすことになった内気な少年、榛名優。商店街でふと目に入ったテレビの画面に釘付けになっていたところ、勢いよく走ってきた少女と激突してしまう。それが、夏の風をまとったような少女――秋月風夏との出会いだった。スマホを持っていたことであらぬ疑いをかけられて最悪な出会いとなってしまったが、転校先で同じクラスであることが判明し…。

昼休み、優が風夏に声を掛けようとすると彼女の目から涙が…。その目線の先にはクラスメートのイケメン・三笠の姿があった。放課後、風夏、三笠とプール掃除をすることになった優は、2人の関係が気になってしまう。

「バンドやります！」という優の何げない言葉がきっかけでバンド結成を宣言した風夏。優と三笠も巻き込まれ、軽音楽の同好会を始めた3人は、楽器をそろえるため、夏休みに海の家で泊まり込みのバイトをすることに。

新学期になり、本格的にバンドの練習を始めた優たち。憧れのHEDGEHOGSのヒサシに演奏を教えてもらうことになったものの、演奏は全くうまくいかない。そんな時、優たちは学校の先輩・石見沙羅と出会う。

過去を振り返った小雪は、勇気を出して優と向き合おうと決意。優の家を訪れて、小雪は次のライブのチケットを渡した。このことが大変な事件を引き起こすことになるとは、まだ2人とも知るはずもなかった…。