こてまり台に、舞の祖父が経営するマジカラットがやってきた。引越しを手伝いにきた舞は、そこで鏡の妖精トポと出会い、夢が叶う魔法をもらう。しかし、新生マジカラットの初回公演は会場に紛れ込んだトポのせいでメチャメチャに。舞はステージを収めるために魔法で天才マジシャン、マジカルエミに変身する…。

自分勝手な態度でボクシングクラブでの将の評判は良くない。将の両親がマジシャンと聞いた舞は、将がなぜマジックよりもボクシングに魅かれるのかわからない。ある日、将はクラブの部長から放課後の練習を命じられた。またマジカラットからは、明の代役を頼まれる。団員を思う将は、2時間だけの参加を引き受けるが…。

小金井と晴子はマジカラットのさらなる人気獲得にと、マジックに歌を組み合わせることを思いつく。それを知った舞たちは、歌の猛練習に励み出した。だが小金井は、エミ単独の歌手デビューを狙っていたのだ。団員たちの動向に気づいた小金井は、彼らに知られる前にエミを緊急デビューさせようとするが…。

七夕ショーを数日後に控え、団員が忙しく働く中で、なぜか岬はうかない顔だ。そんな時、七夕の物語を知った岬は、織姫への秘密の願い事を短冊に書いた。しかし七夕当日はあいにくの空模様。岬は雨の中星空を探して夜空を仰ぐ。マジックショーで織姫を演じるエミは、岬の心を開いて彼の願い事を叶えてあげようとする…。

苦手なロマンス映画に出かけた舞は、見知らぬおじさんと出会う。エミの映画界進出を夢見る小金井は、映画監督の高円寺を連れて、マジカラットの公演にやってきた。映画館のおじさんが監督だとは知らないエミは、ステージから花束を贈り、高円寺を怒らせてしまった。舞は高円寺の態度に文句を言おうと撮影所に出かける…。