嵐の中、龍に助けられ誕生した蘇音音は“龍の花嫁”となる運命を信じ、再会を待ち続けていた。一方、龍族の至宝“逆鱗”を持つ寧修睿は500年前、幼なじみのために雨を降らせて民を救うが、海に戻ることが出来ず、皇帝である李思の師として暮らしていた。
逆鱗のことを白状しないため、蘇音音は海に投げ落とされ溺れそうになっていたところを寧修睿によって救出される。その時に二人は口づけしてしまい、海面の障壁を揺るがすことになった。寧修仁は海の変化を感じ、弟である寧修睿を家に迎える準備を始める。
蘇斌権が国宝『青龍帰海図』を盗んだ罪で捕縛されてしまう。父の無実を信じる蘇音音は独りで真相を調べようとするが、友人たちは彼女を遠ざけてしまう。その夜、封鎖された我が家へ着替えのために忍び込もうとした音音を李寄が幽霊と勘違いし…。
しばらく寧修睿の屋敷に引き取られることになった蘇音音は、『青龍帰海図』の真相を突き止めるために動き出す。音音は友人の洛傾心を頼りにするが、彼女は以前から音音に対して嫌悪を抱いており、見せかけの友達だったと罵る。落ちぶれた蘇家に盛京の人々は冷たく…。
蘇音音からの願いに根負けした寧修睿は、蘇斌権の事件を調べることにする。修睿は配下の者に証人である諸吏捜しを命じ、皇帝の李思に面会する。そこで、失踪した李寄が寧邸にいること、居候である音音の存在を話し、改めて蘇斌権の事件に対する李思の考えを聞く。
蘇音音は自身の心臓の鼓動で寧修睿が現れることを知り、自分が逆鱗の持ち主なのでは考え始める。どうやったら逆鱗を取りだせるのか、琳琳に手伝わせて様々なことを試みるが、全く逆鱗は現れない。ある夜、蘇邸で音音は自宅に賊が入り込んでいることに気づく。