たった1ヶ所の突然変異の結果、血管コレステロールがたまりにくく長生きをするという遺伝子があります。この遺伝子は北イタリアの同じ村の出身者だけに受け継がれてきました。また、アメリカには遺伝子の突然変異で、体の一部が変化する症状が遺伝する家族がいます。遺伝子に秘められた不思議な「生命の暗号」を解読していきます。この番組は著作権上の制約等から、一部放送とは異なる箇所があります。ご了承ください。[STDY](C)NHK
最近の研究で、正常な細胞が遺伝子の突然変異によってガン細胞に変わることや細胞のガン化を抑制する遺伝子があることもわかってきました。遺伝子の突然変異がどのように細胞をガン化させるのか、細胞の守護神と呼ばれるガン抑制遺伝子P53がどのようにガン化を防ぐのか、そのメカニズムを精密なCGで解説します。実用化されつつあるP53遺伝子を使ったガン治療なども紹介しながら、病気と遺伝子との関係を解き明かします。[STDY](C)NHK
細胞の中にあるミトコンドリアDNAは、母から子へそっくり受け継がれます。このDNAの性質を利用して、日本人の起源を探る研究が始まっています。その結果、アンデスの先住民がアイヌの人々と非常に近く、日本人は多様なルーツをもつことが明らかになってきました。DNAを通して、壮大な人類の成り立ちを紹介します。この番組は著作権上の制約等から、一部放送とは異なる箇所があります。ご了承ください。[STDY](C)NHK
通常の数倍の早さで老いる早老症の患者がいる一方、122才まで生きたフランス人女性や長寿地域沖縄の例もあります。遺伝子科学は、遺伝子を傷つける活性酸素が老化を起こすことや、遺伝子操作により無限に生き続ける正常な人間の皮膚細胞を作り出しました。不老不死は実現するのか。遺伝子に刻まれた命の時計のメカニズムに迫ります。この番組は著作権上の制約等から、一部放送とは異なる箇所があります。ご了承ください。[STDY](C)NHK
果たして「心」は遺伝するのか。「新奇なものを好む」「不安傾向を持つ」という特定の遺伝子があることや、これらの遺伝子が脳内神経伝達物質の働きと深く関わっていることが解明されています。例えば、全く同じ遺伝子のセットを持つ一卵性の三つ子のケースを検証。このうち2人が外国に養子に出され、20数年ぶりに再会したら、三つ子の性格や行動は似ているのだろうか。遺伝子の研究はついに「心」の領域にまで踏み込みました。[STDY](C)NHK
未来の人類はどのような姿をしているのか。アメリカの分子物理学者リー・シルバー博士は、遺伝子を自由自在に組み換え、望み通りの性質を持った子供を産むことができるという「デザイナー・チャイルド」の登場を予測します。最新科学によって自らの運命に手を加える時、人類の進化や地球上の多様な生命のあり方、社会の成り立ちや人間関係も大きく変わるでしょう。最終回は、パンドラの箱とも言える遺伝子操作の未来を考えます。[STDY](C)NHK