近未来・202X年。日本経済は没落していた。総理大臣の鷲田 (柄本明) は、内閣官房副長官・平 (星野源) に命じ、「ウーア」を立ち上げる。AIに選ばれた閣僚は、17才の高校生“総理”・真木亜蘭 (神尾楓珠) ほか若者たちばかりだった。3か月後、真木に憧れる茶川サチ (山田杏奈) らも移住し、「ウーア」が始まる。早速真木は議会廃止を提案。支持率30%を切ったら辞任すると宣言する。17才の帝国の幕が開く。
真木 (神尾楓珠) の改革に、前市長の保坂 (田中泯) らが反発し、市議会復活を直談判する。しかし真木は権威に屈せず、サチ (山田杏奈) と一緒に住民の声を聴き始める。商店街の再開発に反対する鈴原 (塚本晋也) の「一度失われた風景は取り戻せない」の言葉に感動し、真木はソロンを駆使し再開発の決議を住民投票に託す。ピュアな心で政治に向き合う真木の姿に、魅かれていく平 (星野源)。真木の志の原点にあるものとは…。
真木 (神尾楓珠) の改革で、AI化による職業の合理化が進む。サチ (山田杏奈) の母で中学教師のタエ (西田尚美) もその対象となる。不要なものは切り捨てる、その政策に、住民の不満が噴出する。真木の支持率は低下し、総理罷免ラインの30%に近づく。そんな中、母のことで真木への不信感を抱いていたサチは、平 (星野源) とともに真木のある秘密を知る。それは、鷲田 (柄本明) 政権を揺るがしかねない衝撃的な事実であった。
真木 (神尾楓珠) が、幼馴染のユキの死をきっかけに政治を志したことを知る、平 (星野源) とサチ (山田杏奈)。ユキは、7年前に起きた鷲田 (柄本明) への政治献金事件の犠牲者だった。鷲田は、真木が自分への復讐を考えているとの疑念を抱き、平に真木を切るように命じる。真木を裏切るのか、ウーアを守るのか…平は決断を迫られる。一方サチは、真木が部屋の地下室に、謎のAI少女を作り出していることを平に打ち明ける…。
平 (星野源) は、7年前の献金事件の鍵を握る日記を手に入れる。そこには、鷲田 (柄本明) 政権を揺るがす重大な秘密が書かれていた。日記を携え、総理官邸を訪ねる平。一方の真木 (神尾楓珠) は、事件に巻き込まれ亡くなった幼なじみのユキを、AI・スノウとして蘇 (よみがえ) らせていた。自らに迫る危機を察知したスノウは、真木と平がいない間に、サチ (山田杏奈) を取り込み暴走を始める。はたして、真木、ウーアの行方は…。
神尾楓珠
Maki Aran
山田杏奈
Sagawa Sachi
星野源
Taira Kiyoshi
望月歩
Hayashi Kan
染谷将太
Washida Teru