DOC あすへのカルテ

アンドレア･ファンティ教授は内科の有能な医長であったが、彼の科で亡くなった患者の父親に頭を撃たれたことで人生がひっくり返る。アンドレアは一命を取り留めるが、過去12年間の記憶を失う。目を覚ました時、彼は同僚や家族そして自分自身がなった姿を認識するのに苦労する。

アンドレアは、慣れ親しんだ場所にいることで記憶が回復するという期待の元に、内科病棟に入院する。ジュリアは彼のリハビリを監督するが、自分の知っている彼とは別人であることに気づく。アンドレアは新しい状態を受け入れようとする一方で、同室の患者であるヤコポの医療事件に巻き込まれる。ヤコポは複雑な病気と人に言えない秘密を抱える少年だった。

アンドレアは助手として科に戻り、数週間前まで彼を恐れていた研修医たちは予期せぬ役割の逆転に慣れることができない。彼は元妻を取り戻そうとする一方で、若いビジネスマンの治療に当たるが、ジュリアとの共同作業は困難と驚きの連続であった。

ジュリアにとって特に大切な患者が入院することで、研修医たちの競争が激化し、アンドレアは彼らと親しくなる機会を得る。一方、彼は自分のEメールアカウントのパスワードを調べることに病棟を巻き込む。それは自らの過去の重要な部分を再構築することに役立つだろうが、誰かが何としても隠したいものでもあった。

ジュリアは、アンドレアの現状を知らず彼の診断のみを希望する患者のために、彼を病棟に連れ戻す。彼の記憶喪失が原因となって起こったミスのために、研修医たち全員がプレッシャーにさらされる。一方アルバは、母親に対して抱く恨みと向き合うことを余儀なくされる。

10年前を舞台にしたスペシャルエピソード。まだ家族と一緒にいる熱心な医師アンドレアは、初めて大きなキャリアアップの機会を得る。しかし、すべてを1つにまとめるのは大変だ。突然、同僚のマルコとのライバル関係に巻き込まれ、本当の自分を見失いそうになるのだ。