イ・ヨニ、チャ・スンウォン、キム・ジェウォンの共演による16世紀朝鮮王朝時代を描いたドラマ。激動の時代を生き抜いた知られざる実在の王女・貞明公主。王座をめぐり熾烈な争いや駆け引き、そして切ない恋を繰り広げる。
エピソード1
第1話
時は朝鮮14代王・宣祖の時代。世継ぎである光海君は嫡子でも長男でもないという理由で、16年もの間、明から正式な世子と認められずにいた。宣祖は臣下や民の信望を集める光海君を疎ましく思い、継妃の仁穆王后との間に生まれた永昌大君を新たな世子に擁立しようと目論む。片や光海君は、嫡子である永昌大君とその姉、貞明公主に敵対心を抱くこともなく兄として優しく接していた。そんなある日、山中で即身仏と共に文書が見つかる。イ・ドッキョンは即心仏の腕輪を見て、それが予言者ナム・サゴだと確信する。遺体と一緒に見つかった文書には「純粋な血統の者だけがこの世の真の主となる」と書かれていた・・・
エピソード2
第2話
光海君はこれまでの怒りをぶつけるために宣祖の寝所を訪ねるが、そこには毒に侵され苦しむ宣祖の姿があった。すでに手遅れだと知った光海君は、宣祖を見殺しにしてしまう。そして、死にゆく宣祖に宣言するのだった。この国の王は自分だと・・・その後、臨海君が永昌大君を殺害しようとしたと知った仁穆王后は、光海君を廃位にするという命令書を書こうとしていた。そんな兄の過ちを知った光海君は、骨肉の争いを行わず王位に就く方法を探っていたが、永昌大君と貞明公主を守ると約束するので自分を王位に就かせて欲しい、と仁穆王后を説得する。
エピソード3
第3話
即位した光海君だったが、臨海君に謀反の疑いがかかる。兄を信じたい光海君は、重臣たちの反発を抑えるが、明の使者が光海君を王と認める前に、臨海君に会わせろと言ってくる。長男である臨海君が乱心したという理由で次男の光海君が世子となったと報告していたため、事実を確かめるためだった。結局、臨海君は自分の潔白を信じるという光海君のため、使者の前で乱心したふりをする。しかしその夜、光海君は臨海君から思いがけない告白を受ける・・・それから5年。光海君は、ことあるごとに重臣たちの反発に遭い、目指す政治を実現できずにいた。その一方で、仁穆大妃は邪魔者は粛清するという光海君のやり方に恐怖と怒りを抱き、息子の永昌大君を即位させなかったことを後悔していた。
エピソード4
第4話
民の生活に興味を抱いた貞明公主と永昌大君は王宮を抜け出すが、王宮を出たことがない二人は町でひどい目に遭う。その時、貞明公主は酒場でとある話を聞く。それは、臨海君を殺したのは光海君で、次は永昌大君が殺される番だと・・・王宮に戻った貞明は、自分たちは光海君の敵であると知らされるが、光海君が優しい兄であったことを思い出し、光海君にこの先もずっとこれまでどおりの兄上でいてくれるよう頼むのだった。仁穆大妃は、永昌大君を守るため、貞明公主の婚礼を急ぐ。ドッキョンの協力によってハン・ジュウォンとカン・イヌが婿候補に挙がる。
エピソード5
第5話
ジュウォンとイヌが婿候補の上がる中、イヌはジュウォンに貞明公主が好きだと明かし、自分が夫になると宣言する。貞明公主の婚礼の仲介役を頼まれたドッキョンは、ジュソンの返事を聞くため屋敷を訪ねるが、そこで思わぬことを聞かされる。それは、光海君が密かに武器を製造してるというものであった。王宮では、イチョムが仁穆大妃の父ジュナムと永昌大君に謀反の罪を着せるため、銀を取引する商人を襲ったパク・ウンソに偽の告発書を書かせていた。数日後、ジュナムとその息子たちは投獄され、仁穆大妃は住まいに幽閉され、永昌大君は流刑に処される。
エピソード6
第6話
ある日、矢文が刺さった羊の死骸が玉座の上に吊るされていた。矢文には「今の国王は王座の真の主ではない」という一文と共に、ナム・サゴの予言書があることを知らせるものだった。仁穆大妃は予言の言葉を思い出し、「この世の真の主」が貞明公主のことだと気づく。そして、光海君たちに知られる前に、貞明公主を王宮から逃がすのだった。同じ頃、ドッキョンは医官から先王は毒殺されたと聞かされ、光海君が毒を盛ったのではないかと疑念を抱く。片や光海君は、予言書の存在を知らせてきたのは誰なのかを考えていたが、犯人は王座さえも揺るがすことのできる者ではないかと思い始める。
チャ・スンウォン
イ・ヨニ
キム・ジェウォン
ソ・ガンジュン
ハン・ジュワン
チョ・ソンハ
チョ・ミンギ
ペク・ソンヒョン
イ・ミノ
キム・ミンソ
シン・ウンジョン