不良少年少女のネイサン、カーティス、ケリー、アリーシャ、そしてサイモンは社会奉仕活動の為、保護観察官の監視の下、ベンチのペンキ塗りを始める。彼らが作業をサボってケンカを始めた時、急に空が暗くなり突然巨大なひょうが降ってきた。公民館へ避難しようとする彼らに、さらに雷が襲う。奇跡的に全員無事だったが、その時から彼らにはある不思議なパワーが備わるようになる。翌日、公民館に集まった彼らの前に保護観察官のトニーが現れ、ケリーに突然襲い掛かるのだった・・・。

老人たちの世話をすることになった5人。そこでネイサンはある美しい女性ルースに心惹かれる。そんな中ネイサンは、母親が一緒に暮らす恋人のジェレミーが夜な夜な真っ裸で狼男のように町を徘徊する姿を目撃。彼はジェレミーに会い、母と別れるよう迫るが、母はそんなジェレミーの奇行を知っていた。失意のネイサンはその足でルースのもとへ向かい、そこで彼女と最高のセックスをするのだが・・・。一方、保護観察官トニーをやむなく殺害し死体を隠した5人に何者かが迫っていた・・・。

保護観察官トニーの死体を埋めた場所に環境観測所が建てられることになった。事件の発覚を恐れた5人はトニーを掘り返すことにする。一方、あの嵐以来、多くの人間に異変が起こっていた。ケリーがケンカ相手ジョディに触られ、毛を失ってしまった。そんな中、トニーの婚約者で同じ保護観察官サリーはトニーの失踪に5人が関係していると警察に相談するが、警察はトニーが自分のカードを使ってスペインへの航空券を買っていた事実を掴み、サリーに諦めるよう促すが・・・。

時間を戻す能力を持つカーティスの前に、以前薬物所持で一緒に捕まり刑務所へ入っていた恋人サムが現れる。今ではアリーシャと恋仲になっているカーティスだったが、サムを助けるため警察に捕まった“あの日”まで戻ることにする。そしてカーティスは無事過去を変え、自らも陸上選手としての明るい未来へと変えることに成功するが、そのことでアリーシャやケリー、サイモンたちが保護観察官トニーによって殺害されたことを知り、また“あの日”まで戻る決意をする。

トニーを諦めきれないサリーは、5人の中で最も目立たず孤独なサイモンに目をつけ接近、女性を知らないサイモンは彼女の魅力に惹かれていく。一方ネイサンは、公民館に来た赤ん坊の泣き声を聞く。周りには聞こえないがハッキリと彼の耳には聞こえるその泣き声。ようやく赤ん坊を見つけ抱きかかえたネイサンは、そのまま赤ん坊を自分のものにしようとする。赤ん坊にも“あのパワー”が備わっていて彼に暗示をかけていたのだ。ある夜、サイモンへの接近に成功し、サリーはサイモンのスマートフォンからその動かぬ証拠を見つけてしまう・・・。

公民館に謎の集団が現れる。その集団はサイモンたちと対極の品行方正な少年少女たちだ。しかし、彼らが現れてから事態は一変する。アリーシャやカーティス果てはケリーまでもがその集団のリーダーからかけられた暗示によって別人となってしまう。ネイサンとサイモンは彼らを救うべく奔走するが、逆に彼らから追われることとなってしまう。逃げる途中でサイモンと離ればなれになったネイサンはある計画を思いつく。自ら暗示にかかったふりをして、あのリーダーに挑もうというのだ・・・。