出世するためには、前に進むこと。そう信じていたテオは18歳の時、母親が義父に残忍に殺害された後、住んでいた場所を離れ、母親の故郷であるマジュ市へ向かう。そこでテオは、カンオグループのはみ出し者であるカン・イナと出会い、カンオグループという目標に向けて手を組むことにする。そんな彼らの前にナ・ヘウォンという人物が現れ、逃れられない運命の渦へと巻き込まれていく。
共生協力センターの設立案を盛り込んだテオのレポートは、予想どおりソンジュの手に渡り、イナをカン会長の後継者にするための「ハン・テオプロジェクト」が、成功への第一歩を踏み出す。一方、カンオグループの王座をめぐるカン会長とグムソクの対立はいよいよ表面化し、好奇心から始まったヘウォンに対するイナの気持ちはますます大きくなっていく。
テオのレポートはソンジュの企画案に姿を変え、共生協力センターが設立される。テオはカン会長の側近として、カン会長を影で支える欠かせない存在となった。カンオ一家を分裂させるためテオ、イナ、ヘウォンが水面下で動く中で、ソンジュはグムソクと共にカン会長を引きずり下ろす陰謀を企てる。持病のあったカン会長はとうとう倒れてしまうが…。
カン会長の意識は依然として戻らない。打つ手のない最悪の状況で挫折するイナ。共生協力センターを取り戻そうとするソンジュ。あらゆることに鋭く反応するインジュ。そんな彼らにテオは衝撃的な真実を公開するが…。
テオの完璧なシナリオに従い、世間に鮮烈に姿を現したイナ。しかし、最初のミッションで意見がすれ違い、テオとイナの関係には次第に小さな亀裂が生まれる。そしてソンジュとインジュが激怒する中、テオは何者かによってリンチされる。
危篤状態から意識が戻ったテオは、秘密の味方を通じて自分を殺そうとした者を追う。生死の境をさまよい、犯人の正体を知ったテオは激怒するが、突然現れたヘウォンとの再会により、これまで隠してきた心の扉が開かれ、テオは感情を抑えられなくなる。それがどんな結末を導くか、彼は全く予想できない。
イ・ジェウク
Han Tae-ho
イ・ジュニョン
Kang In-ha
Hong Suzu
Na Hye-won
Kim Youngjoo
Yoon Hyang-mi
Yoon Jung-hoon
Ko Hee-chan