Up Next: Giveon
視聴可能: Music
Giveonが音楽で生きていこうと決心したとき、彼は誰の曲の中でのパフォーマンスでも強い印象を残せるだけの歌声を持っていたものの、まだその実力を存分に使いこなすセンスを持ち合わせていなかった。彼は友人の母親のガレージにこもり、本人曰く「クズの様な曲をたくさん作りながら」理想のアーティスト像や、あのシルクのような滑らかなバリトンボイスを駆使して曲に魔法をかける方法を模索していた。「痛みを美に変えられると学んだのはあの頃だった」とも語っている。「僕は自然な対話のように聴こえる曲を作りたかったんだ。音楽が流れる中で会話しているようにね」。カリフォルニア州ロングビーチ出身のGiveonは『Up Next』のビデオの中で、スターダムへの道のりを振り返る。その多くの物語は母親とともに始まった。Giveonの母親はもちろん誰よりも早くからの彼のファンの一人であり、家族の集まりがあるたびに「Happy Birthday」などの曲を歌わせて、息子が生まれ持った歌の才能に磨きをかけた。彼はババ・ガンプ・シュリンプ(チェーンのシーフードレストラン)で数年間エビの着ぐるみを着て働いた後、ついにゴージャスなバラード「VANISH」を書き上げる。この曲を生み出した事により彼はようやく才能を認められたという確信を持ち、R&Bシーン屈指の魅力的なシンガーになるための道が開けたのだった。「今は僕の音楽や声を気に入ってくれている人がいると分かっている。彼らは本当に好きでいてくれるんだ」、「彼らは次第に良さをわかってくれたんだ。僕はそれでようやく自分にはリアルな正真正銘のファンがいることに気づいた」。また、Apple MusicのNadeskaによるインタビューでは、自身のインスピレーションや、これまでの長い道のり、そして今後の方向性についても語っている。ビデオとインタビューを観たら、Giveonの最新EP『When It’s All Said and Done』を聴いて、『Up Next』シリーズにラインアップされた他のアーティストのコンテンツも一緒に楽しもう。