日本統一50
横浜に地盤を確立し、東京進出を目論む侠和会の前に立ちはだかる丸神会、東友会をはじめとする七人会。東友会は、日本の中枢を牛耳る笹島財団の息が多くかかっている。東友会の理事長・風見 (冨家規政) は支配の強化を目論み、内政干渉ともとれる強硬な路線を打ち出して、七人会には不穏な空気が流れ始めていた。こうした状況の中、八王子の仕切りを頼まれていた長谷川 (大山大介) が八誠会の戸浦に殺されたことから、氷室 (本宮泰風) と田村 (山口祥行) が内密に動き始める。昔、地方銀行が八誠会に貸し付けていた金が焦げ付いていることに目を付け、二人は銀行側に八誠会への追い込みを依頼。そして氷室は日本のタブーである笹島財団に標的を定め、それを知った丸神会一同は愕然とするのであった―。
