ヘイアンチョウ時代から一千年の時をこえてやってきた、みやびなお子さま・おじゃる丸。月光町の小学生・カズマの家に住みついて、いつもゆかいな騒動を巻きおこします。今回のお話は、ちょっと時代をさかのぼります。むかしむかし、ある村に金之助という心のやさしい少年が住んでいました。ある日、金之助は動けなくなったキョウリュウを助け、ツッキーと名づけますが…。
満願神社のコマ犬・ニコリン坊が、頭の毛で天気予報ができると言いだしました。雨の日の前には、頭の毛がピョンと立つからわかるというのです。ニコリン坊とオコリン坊は天気予報を出すことにしました。でも、「あしたは雨」という天気予報を見ると、みんなは、「どうか晴れますように」と手を合わせ、おさいせんを入れていきます。おじゃる丸も晴れてほしそうです。そのわけは…。
子鬼トリオのもとに、仲間の子鬼たちから手紙がとどきました。「こんどの子鬼祭りは月光町の鬼が山でやることになった」というお知らせです。子鬼祭りは人間には内緒なので、子鬼トリオは秘密で準備をはじめました。でも、いそがしそうな子鬼たちが気になって、トミーが見に来ます。そこへ、おじゃる丸もやってきて…。
ヘイアンチョウ時代の妖精界からやってきたおじゃる丸は、月光町に住む小学生・カズマの家で暮らしています。ある夜、カズマがねごとで「あれさえなければいい子なのに、あれがあるからこまっちゃうんだよな、おじゃるは」と言うのを聞いたおじゃる丸。「こまっちゃうあれ」って何なのか、気になってしかたがありません。カズマに聞いても「わかんないよ、ねごとだもん」と言うだけで…。
初めて本格的な仕事をまかされた、うすいさちよ。ちっちゃいものクラブ新聞の4コママンガの連載です。「みんなに楽しんでもらうなら、主人公は子どもよね、ちょっとわがままな。その子が月から落ちてくるってのは、どうかしら」とアイデアはふくらみます。はりきって描きはじめるうちに、マスコミデビューする日を思い描いて、ひとりで舞い上がってしまいます。
カズマがママに、「肩たたき券」や「おふろそうじ券」をプレゼントしました。それを知ったおじゃる丸は、じぶんも便利な券を作りたくなります。そして、「プリンちょうだい券」や「おぶってちょうだい券」を渡すと、カズマはあきれて、「人にしてあげたいことを券にしたら?」とアドバイスします。おじゃる丸が新しい券を作って渡しますが、カズマはなかなか使ってくれません。
西村ちなみ
Ojarumaru Sakanoue
渕崎ゆり子
Kazuma Tamura
大地丙太郎
監督