せんだいデザインリーグ卒業設計日本一決定戦
『せんだいデザインリーグ』は、都市・建築デザインのプロを目指す全国の学生の卒業設計を一同に集める展覧会です。中でも、全出展作品の中で競われる“卒業設計日本一決定戦”では、世界的にも注目されている一線級の建築家を審査員に迎え、一般の市民の方々に広く開かれた場で、都市や建築の現在をめぐる白熱した議論が展開されます。 いわゆる卒業設計展は、日本全国で行われていますが、『せんだいデザインリーグ』は参加大学・参加者数で他を圧倒しています。特に“卒業設計日本一決定戦”は、建築デザインを志す学生にとって、『甲子園』のような存在として定着しています。 このイベントは建築関係のみならず、街を行き交う多くの人々にも分かりやすくプレゼンテーションされており、都市のデザインの重要性を広く伝えています。さらに、地元の学生が主体になり、公共施設と地域企業や大学のOBのバックアップ体制のもとに、地域社会・学生の相互の関わりの中で着実に企画・運営されていることも特色です。 本番組では、参加学生、審査員、運営スタッフ、過去の参加者(受賞者)などの様々な視点から、日本一が決定されるまでの「悲喜こもごも」を描いていきます。 このほか、最先端の建築の世界へと視聴者を導くために、知性派タレントなどをナビゲーターやリポーターとして起用。若い感性が捉えた、未来の「建築の姿」をご紹介します。 最大の見どころは、参加作品の中から日本一が決定される最終審査の場面です。 セミファイナルを勝ち抜いた上位10組の学生と、第一級の審査員が「熱い議論」を繰り広げます。上位入賞者の作品や、その作品に込めた思いなどを深く掘り下げながら、議論の行方と日本一が決定するまでのプロセスを臨場感たっぷりに描きます。