アメリカで暮らすスー家の長男ミンジョーは、突然の母の訃報に急ぎ帰国する。妻のフェイは上司との約束をドタキャンした夫が気がかりでならない。空港でミンジョーを迎えた妹のミンユーはこんな時でもひっきりなしに仕事の電話に掛かりきりで、悲しむそぶりさえ見せない。次男のミンチョンはそんなミンユーにあきれ果てる。

家族と暮らした高校時代、ミンユーは成績優秀だったが、兄2人にかかるお金のために、志望校の名門大学進学をあきらめざるを得なかった。女に学歴はいらないという母、そんな母に逆らえない父のダーチャンに、ミンユーは恨みを募らせていた。しかも母は死ぬ前までミンチョンに金銭的援助をしていたと知り、唖然とするミンユーだった。

葬儀場でミンチョンと言い争いになったミンユーは追い出されるようにその場を後にする。ミンジョーは2人がいがみ合う理由がわからず、ダーチャンを問い詰める。そこでミンユーの学生時代にあった理不尽な出来事を知らされる。アルバイトに明け暮れた学生時代のミンユー。だがそこで将来を決める出会いがあった。

シー･ティエンドンのレストランが気に入ったミンユーは夜遅く店を訪れる。惹かれ合う2人。ダーチャンのいる家に帰りたくないリーリーは同僚の残業を代わってやる。だがまたしても騒動が起こってしまう。葬儀で仕事を数日休んでいる間に、会社ではミンユーが他社にスカウトされたという噂が飛び交い、社長の耳にも入っていた。

会社を解雇されたミンジョーは職探しをしていたが、危機感がない。そんな夫にイラつくフェイ。その頃、ミンユーは大事な会議をドタキャンしたことが尾を引き、会社で業績不振の原因を追及されていた。そんな中、今度はダーチャンが食中毒を起こして倒れてしまう。今にも死にそうだと大騒ぎする父にうんざりするミンチョン夫婦。