アンソウル

ジョヴァーナは、夫ホーマンが自殺してしまい、ショックを受けていた。彼の死後、亡き夫の生家に住むことを決意し、2人の娘とともにブリージダへ越してきた。ホーマンのいとこイグネスに歓迎され、新たな生活が始まろうとしていた。一方、そんなイグネスのまわりでは奇妙なことが起こり始めていた。

ブリージダに越してきて、ボリスが経営する工場で働くことになったジョヴァーナ。かつてホーマンとは親友同士だったというボリスは、ジョヴァーナを気遣っていた。そんな中、イグネスは息子のアナトーリの様子がおかしいことに気づく。そして時は遡り、1988年。ブリージダではイワン･クパーラ祭への準備が進められていた。

ボリスはジョヴァーナの働きぶりを高く評価していた。ボリスはディナーを企画し、ジョヴァーナと娘たちを招待する。一方、1988年のブリージダでは、占いを生業としているハイアのもとにミラが訪れていた。ハイアは、ミラの息子ホーマンには何か隠し事があると告げるのだった…。

父ローマンは病死したと思っていたメリッサは、ホーマンが実は自殺だったと知り、母ジョヴァーナと口論になる。30年前の秘密に悩まされているアネーリは、アンドレイフ神父のもとを訪れ、秘密を打ち明けようとする。そして「何か」がアナトーリだけでなく、エミリーにも魔の手を伸ばそうとしていた…。

1988年のブリージダでは、ハリーナたちが伝統舞踊の発表会を控えていた。そんな中、ホーマンははっきりと理由は告げずハリーナを振ってしまう。魔女と噂されるハイアとハリーナの正体を探るため、アレクセイ、ホーマン、ボリス、イヴァンはハイアたちが行う儀式を覗き見ることにする。

身の回りで起こる異常現象は、30年前の事件が関わっているに違いないとイグネスは確信していた。30年前に何が起こったのかを知るべく、イグネスはアネーリを問い詰める。一方、湖ではまた豚の死骸が見つかり、養豚場を経営するイヴァンは不安を募らせていた。