心ない主人に仕え、主人の娘に代わり読書や刺繍をこなしながら、虐げられてきた奴婢のクドク。彼女は父と逃げだすために逃亡資金を稼いでいた。そんなある日、彼女は奇人と呼ばれる両班のソン・ソインと出会う。

助けてくれた心優しい両班のオク・テヨンの家で目覚めたクドク。自分をテヨンだと思って喜ぶ人々を前に、クドクは真実を言えずにいたが、テヨンたちを襲った犯人を捕まえるため、テヨンの祖母に真実を打ち明ける。

使用人ペギの無念を晴らすため、クドクはペク家を訴えた。だが、留郷所は優秀な外地部を雇い、ペギの母で使用人のマクシムを訴える。マクシムを助けたいクドクの前に、ソインとうり二つのソン・ユンギョムが現れる。

県監の訃報を知ったソインはクドクのもとに駆けつけ、真実を突き止めて復讐するべきだと告げる。義父の県監を陥れた者たちの罪を暴くため、クドクはソインと共に、子供たちが連れていかれたウンボン山へ向かう。

山の者たちの協力を得て、採掘場にたどりついたクドクとソインは、そこで捕らわれた子供たちを発見。こうして、義父の名誉を取り戻したクドクに、ソインは最後の別れを告げる。それから7年の歳月が流れ...。