ジンクスの恋人

手に触れた人の未来が見えるスルビは、今日もホテルの1室で隔離された生活を送っている。そんなある日、部屋の外からクムファグループの1人息子、ミンジュンが友人を呼び楽しそうに過ごす声が聞こえてくる。いつもと違う雰囲気に興味津々のスルビ。そしてついに、その場にいたスグァンの後を追い、初めて外の世界に足を踏み出す。事態を知ったサムジュンは激怒し、スグァンを警察に突き出すことに。そこからスグァンの転落人生が始まる。

スルビがホテルを脱出したことで、クムファグループは危機に直面していた。ミンジュンはスルビを捜そうとするが、スルビを物として扱う父親と対立してしまう。一方、スグァンがミョンソンという偽名を使って働く市場を訪れたスルビだったが、そこでトラブルばかり起こす。見かねたスグァンはスルビを追いやるが、結局行く当てもなく戻ってきてしまう。挙げ句の果てには借金取りにまで捕まり、売り飛ばされそうになるのだが…。

どうにか借金取りから逃れることに成功したスルビとスグァン。参考人として警察署に連れていかれるが、スルビには身分証もなければ、記憶を失ったふりをしていてどこから来たのかも分からない。しかたなくスルビを連れて帰るスグァンだが、スルビの不思議な言動に疑問を抱くようになる。そこでスグァンは、初めてスルビと会ったクムファホテルへ向かうことに。そこでスルビの行方を追う捜索チームに見つかったスグァンは窮地に陥る。しかしミンジュンと再会し…。

スルビの存在を隠し通せないと思ったミンジュンは、婚約者であるジャンギョンに別れを告げる。ところが、ジャンギョンが偶然スグァンの姿を目撃したことで、スグァンが生きていることが知れ渡ってしまう。一方、スグァンの役に立ちたいスルビは店を手伝うことに。張り切るスルビだが、同業者に目を付けられ騒ぎを起こしてしまう事態に。堪忍袋の緒が切れ相手の店に乗り込むスルビだが、ひょんなことから別のトラブルに巻き込まれてしまい…。

スルビが組織から追われていると知ったワン室長は、追っ手を遠ざけるためにスルビは釜山にいるとうそをつく。しかしタイミング悪く、スルビとスグァンも釜山へ向かっていた。そんな中、サムジュンは病院にいる父親に会いに行きスルビが逃げたことを告げる。父親の言葉を聞いたことで、サムジュンはスルビを捜すことをやめ、ミスに対する態度も変える。しかしそれを知ったミンジュンは反発し、絶対にスルビを見つけると言い放つ。

スグァンに危険が迫っていると感じたスルビは、記憶をたぐり寄せ居場所を見つける。しかし、デシクに捕まりスグァンと共に監禁されてしまう。この全てを計画していたのは、スルビの能力を知りたがっていたドンシクだった。どうにか脱出した2人だが、スグァンはスルビに不思議な力があると確信するように。そんな中、スルビのネックレスを奪ったデシクが異様な姿で市場に現れる。市場の人々もスルビの不思議な力に気付き始め…。