向井華(浅野温子)は29歳。東京の旅行代理店で働いている。大阪に恋人がいるが、彼から突然の別れ話。大阪から新幹線に乗り東京へ向かった。その社内で山村公次(三上博史)、小笠原万吉(布施博)と出会った。公次の不注意で華はビールを吹きかけられてしまった。華は怒る。 東京駅に着くと華の友だち、恵(石野真子)、ちひろ(工藤静香)が迎えに来ていた。ちひろの運転する車を万吉が乗ったタクシーが追いかける。万吉は華に興味を持ち、彼女のマンションを確かめようとしたのだ。ちひろの車が恵のマンションの前にとまった。尾行に気づいた華たちは・・・。
万吉(布施博)は、一日で華(浅野温子)が好きになってしまった。たまたま出会った華の友だち恵(石野真子)に頼んで、「ルイジアナ・ハリケーン」で彼女と会う計画を立てた。万吉と公次(三上博史)が「ルイジアナ・ハリケーン」にいると、恵に連れられて華、ちひろ(工藤静香)が入ってきた。偶然だなといってみんな大騒ぎ。 そんなところに、ケンカ別れした公次の恋人・早苗(財前直美)が入ってきた。公次と早苗は痴話ゲンカ。万吉と華は「ルイジアナ・ハリケーン」を出てスポーツクラブのバーへ行く。なかなかいいムード。華がマンションに帰ると、失恋相手の英一(益岡徹)が・・・。
万吉(布施博)に頼まれた公次(三上博史)は、英一(益岡徹)の前で華(浅野温子)の恋人役を演じた。華と公次は「ルイジアナ・ハリケーン」で、万吉にその時の経過報告。 万吉は華に「世界で君が一番好きだ」と告白。華はなんとなくうれしい。「ホテルへ行こう」と万吉を誘う華。しかし、万吉は華を彼女のマンションに送っていく。すると英一が待っていた。万吉と英一はケンカになる。 華はあらためて英一に会った。そして、「恋人がいると言ったのはウソだ。」と話す。一方、ちひろ(工藤静香)は公次に「すべてをあげる」と迫って・・・。
ちひろ(工藤静香)がホテルで公次(三上博史)を待っている。公次はためらったもののホテルへ出かけた。大喜びで公次を迎えるちひろ。しかし、「もっと時間をかけよう」という公次の言葉に従って二人はそのままホテルをでる。 華(浅野温子)と万吉(布施博)はスポーツクラブに行ったあと屋台のおでん屋でおでんを食べる。恋人同士といったいいムード。 華は自転車でスーパーへ行く。その店に公次がいた。二人とも知らん顔。しかし、華の自転車が乗り逃げされて大騒ぎ。 華と万吉はもう恋人同士。そして公次とちひろも・・・。
公次(三上博史)のマンションのベッドの中。ちひろ(工藤静香)がいる。ちひろは幸せだ。その頃、華(浅野温子)のところに元恋人の英一(益岡徹)から電話。呼び出された華は酒場で英一と飲む。英一は「後悔している。もう一度、ぼくを見つめなおしてくれ」と泣きだした。 次の日、早苗(財前直美)と英一がカフェバーで飲んでいる。早苗は公次、英一は華への思いを募らせているものの、今は“逆境”にある二人。お互いに元恋人と寄りが戻るよう頑張ろうと誓い合う。連休になった。華と万吉(布施博)がドライブ、公次とちひろは美術館でデート。するとその前に・・・。
横浜のホテルで万吉(布施博)と結ばれた華(浅野温子)は、元気な朝を迎え、いつもの通り自転車で会社へ向かった。ところがその途中、坂道を転がってきた洋服のキャスターにぶつかり頭を打って、病院へ担ぎ込まれた。めぐみ(石野真子)、万吉、公次(三上博史)もが病院へ駆けつけた。英一(益岡徹)もやってきた。幸いけがはなく、ほどなく退院した。 華と万吉が結ばれたと聞いた公次は、万吉を祝福したものの、なぜか気持ちがしっくりしない。万吉は華にプロポーズした。そして、公次も華に「好きだ」と告白した。華の気持ちも揺れ動いている。華が公次のマンションにでかけ正直な気持ちを話していると・・・。