東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
視聴可能: Prime Video、FOD
リリー・フランキー著『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』。 故・演出家、久世光彦氏に「泣いてしまった・・・。これはひらがなで書かれた聖書である」と言わしめた同書は、「2006年本屋大賞」を受賞。200万部を突破する大ベストセラーとなりました。母と子、父と子、友情などの普遍的なテーマをリアルに描いたことで話題になったこの“国民的名作”を連続ドラマとして放送。著者が原作の中で紡ぎ出したおかしさ、優しさ、冷たさ、哀しさ・・・そんなたくさんの想いと、日本の支柱・東京タワーのように、「ボク」の心の支柱である「オカン」へのつきない想いを、11話の連続ドラマという形で、丹念に描き、多くの人々に届けます。 母親とは?家族とは?普遍的なテーマを熱くリアルにドラマ化。 原作では幼少期より順を追ってボクの物語が紡がれていきますが、連続ドラマでは、第1話、筑豊の町から大学進学のために上京する18歳のボクをスタートに、それ以後、オカンとの永遠の別れというラストに向かって、物語を紡いでいきます。 幼少時代のエピソードは全編を通して随所に多く盛り込む形で表現。それらを通して、オカンとボクとの結びつきの強さを描きます。 「ボクの彼女」は原作では後半に登場しますが、連続ドラマではヒロインとして第1話より登場します。 ・・・初めてオカンと会ったとき、笑顔でお土産を手渡した、オカンと仲の良かった彼女。オカンが大切な指輪をプレゼントした彼女・・・ そういった原作のエピソードはそのままに、ボクと彼女の11話の物語を描きます。 また、家族の物語だけでなく、原作に描かれている友人たちとの破天荒な青春エピソードや、ボクのダメダメ青春時代も楽しくドラマでつづっていきます。 そして東京の街で曲がっては止まり、迷い、うなだれ・・・そんなボクたちを頭上から優しく見つめるのが、東京の支柱・東京タワーです。あこがれ、寂しさ、安らぎ、孤独・・・ボクのさまざまな感情を見守る象徴として、東京タワーをシンボリックに登場させる。

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