関ヶ原

自分亡き後の豊臣家のことを心配しながら、秀吉が死んだ。徳川家康は、伊達や福島らと縁組みを始めた。秀吉の籠臣･石田三成は諸大名が家康と手を組むのを恐れ、秀吉の遺児秀頼を大阪へ移し、他の大名もそれに随伴させる。しかし、彼らはそれに従わず、家康の居る伏見に残った。その頃、三成が頼りにしていた前田利家も死んでしまい、加藤清正らは三成を打つために大阪へ向かう。三成は窮地に立つが、単身家康のもとへ行き…。

家康の城から無事戻った三成が、会津の知己･上杉景勝に家臣･島左近を送ると、上杉家では三成のかざす正義を助ける姿勢を示す。一方、家康は、前田利長が自分を暗殺しようとしているとデマを流し、利長の母を人質にとった上、大阪城入りした。そして、自分に面と向かって敵対する上杉を討伐するために挙兵し…。

三成の伏見攻めにより、小山の上杉討伐軍の諸侯は、西につくか東につくかで悩むが、秀吉のいとこである福島正則が東についたことで、皆一斉に家康に味方する。そして、遅れて到着した家康は、大坂へ向かう。合戦は、西軍優勢だったが、小早川や島津の裏切りにより東軍の勝利に終わった。三成は1人敗走し、捕らわれの身となるが…。