都市化が進む19世紀後期のアメリカでは、快楽を求める人々により、売春宿、飲酒、賭け事が急激に拡がっていく。それはやがて、これを商機に巨万の富を得る者と、悪習を弾圧しようとする者との熾烈な争いへと発展する。我々の身近にある嗜好品・風俗が引き起こした、驚愕の大論争の歴史を紐解く!
エピソード1
規制との闘い
アメリカには自由と規制の狭間で生まれた巨大産業があった。ジャック・ダニエルのウイスキー、A・ブッシュのラガービール、バック・デュークの紙巻きたばこ、J・シュミットのコンドーム。彼らは禁酒運動や検閲圧力の中で、いかにして歴史的商品を誕生させ、巨大産業を築き上げたのか? その知られざる歴史に迫る。
エピソード2
逆風
20世紀初頭、全国的規模の禁酒法の制定を求める声が大きくなる。それに対し、有名醸造所はビールのイメージ改善に励む。また、大手ウイスキー蒸留所は逆風に屈せず、事業拡大を目指す。一方、悪習に商機を見る人も増加し、移民女性がギャンブルの世界に参入していく。
エピソード3
罪の都市
1930年代以降のアメリカ。賭博が違法とされる時代、ある男性のカジノリゾート構想が罪の都市・ラスベガスを生み出し、ハーレムの女性が賭博事業を巡ってギャングとの抗争を繰り広げる。そして、ポルノ規制の最中、革新的なプレイボーイ誌が創刊。同時期に歴史的なたばこブランドも誕生する。
アダム・ハーパー
Garrett Taylor
Kim Woodard
Greg Henry
アイザック・ホルブ
George Kralovansky
Irfan Rahman
ヨシ・ストーン
Shuli Stone