アフリカからは、目を見張るようなジャンプで飛んでいる鳥を捕らえるカラカルを紹介。オーストラリアの奥地からは、水を求めて広大な砂漠を移動するカンガルー。それを可能にしているのは飛び跳ねるような特殊な走り方だった。イギリスの農場ではウンカと言う小さな昆虫が、700Gにもなる加速スピードで大ジャンプを見せる。アメリカからは、生まれてすぐに木の上の巣からジャンプする鳥のヒナや、飛膜を広げて滑空するモモンガの姿を紹介し、空気抵抗の利用の仕方を説明する。ボルネオのジャングルに生息するパラダイストビヘビは、翼を持たないながらも、体の形を変えることで見事に滑空し、遠く離れた木へと飛び移る。アフリカのハゲワシはその大きな翼で上昇気流をとらえ、翼を動かすことなく、長距離を移動して獲物を追う。