ヒスの楽しみは“星たちの町”というVRで、死んだペットのクルムと遊ぶことだった。母ジュウンは、ヒスが仮想空間で遊ぶことに懐疑的だった。そんなある日、ヒスが交通事故で死んでしまう。ヒスの父テフンはジュウンの悲しみを和らげようと、友人ジュンボムの勧めにより、ヒスをVRで復元することにした。しかし毎日仮想空間に入り浸ってヒスと過ごすジュウンの姿に、テフンはだんだんと不安を覚え…。

神父ガブリエルは、ある日、告解室に来た女から“人を殺した”という告白を聞く。突拍子もない話に最初は冗談だと思っていたが、調べたところ実際に殺人事件があったようだ。本来なら告解の内容を他言することはできない。しかし殺人を繰り返し、そのたびに告解室を訪れる女に悔い改める意思がないことを知った神父は、事件を担当する刑事グァンスクに会おうと思うが…。

騒音を集めて真空タンクで消滅させる施設を運営するノーティックウェーブは、政府の援助も受ける大企業である。しかし施設がある村の住人の中には、施設運営に強く反対する者たちもいた。そんなある日、施設で働くオ課長が自殺する。後任として来たテスンは、オ課長の死に不審を抱きいろいろと調べていくうちに、補償金の合意書に署名していない金属工場と農場の社長が怪しいことに気付くが…。

ボヨンは貯水池の脇にある屋敷にやってきた。住み込みで認知症になった老婦人、大富豪ワン氏の面倒を見るためである。屋敷に隠されている宝石を盗むという目的もあった。子どもは入れるなと言われていたが、シングルマザーのボヨンは娘のダジョンをひそかに連れていく。しかし到着した初日から貯水池で水死体が引き上げられた。過去に何人もの人が溺死した貯水池には近づくなと老婦人の姪に言われたボヨンだったが…。

芸術高校の教師ユビンは、婚約者ソネが海外に行っている間、友人のサンボムに誘われてクラブに行き酔いつぶれる。翌朝、知らない間に家に帰ってきたことに気付くと携帯が見当たらない。ユビンは携帯のロックが解除されていたらと不安でたまらなかった。その後、脅迫者からユビンに3300万ウォンを要求する電話がかかってきた。この金額はユビンとサンボムしか知らないある金額だったのだが…。