事件が起こるたび強引に都市伝説と結び付け、“都市伝説が原因論”に基づく独自捜査を好き放題に展開してきた月子。 そんでもって、なぜか難事件を次々と解決してきてしまった月子。 以前にも増して堂々と(・・・無理やり強引に!?)事件を都市伝説に絡めて捜査していく・・・。 独特の世界観を生み出すコメディーミステリー、その第2章が話題スポット「富士山」の都市伝説を皮切りに、幕を開ける――。
エピソード1
第1話
美しすぎる刑事・音無月子(長澤まさみ)が警視庁捜査一課に着任した日、大手町で「ハギノ電工」の社員・藤沢昌史(斉藤陽一郎)の遺体が見つかった!遺体発見現場はハギノ電工のビルに隣接した路地裏。ビルの屋上には藤沢の靴が揃えられていた。部長の萩野亮一(柏原収史)によれば、融通の利かない性格だった藤沢は生前、課長の吉田和義(大河内浩)ともうまくいっておらず、悩んでいたとのこと。現場近くに遺書こそなかったものの、これらの状況から飛び降り自殺の線が濃厚となる。
エピソード2
第2話
日本人形に囲まれた大邸宅内の自室で、資産家・黒岩福子(田根楽子)が後頭部を強打されて死んでいるのを、家政婦の佐々木松江(山村紅葉)が発見した。福子は現場に落ちていた壺で殴打された、というのが郷原祐一(宅間孝行)ら捜査一課の見解。ところが、都市伝説オタクの刑事・音無月子(長澤まさみ)は福子が握っていた帯留めに目を奪われる。帯留めには青いダイヤモンドが! しかも、そのダイヤは日光に照らされた瞬間、赤く輝いたのだ。
エピソード3
第3話
同じ顔を持つもうひとりの自分=ドッペルゲンガーに遭遇すると、死が訪れるという・・・。かの芥川龍之介も経験したことがあると言われる、世界中を震撼させてきた都市伝説だ。そんな都市伝説が絡んでいる・・・かもしれない騒動が起こった。結婚式場の直前、花嫁の鮫島美紀(釈由美子)が控室から忽然と姿を消すという騒動が起こったのだ。
エピソード4
第4話
非番の日、天狗たちが住んでいる…と言われる高尾山を訪れた都市伝説オタクの美人刑事・音無月子 (長澤まさみ) と鑑識課員の勝浦洋人 (溝端淳平) は、そのまま近くの「天括村」へ。すると、何やらざわめくような声が聴こえてきた。その途端、何かに呼ばれたように月子が林の中へと突き進むと、ポツンと佇む男の子と、枝から首を吊って死んでいる男の姿が! どうやら、男の子は自分の名前すら思い出せない様子。しかも、その足元には黒い羽根…! それを見た月子は、男の子が記憶を消されたのだと確信する。
エピソード5
第5話
警視庁副総監の武重治 (伊武雅刀) が直々に、都市伝説オタクの美人刑事・音無月子 (長澤まさみ) とその上司・丹内市生 (竹中直人) に極秘捜査を依頼してきた。なんでも、国会議事堂の中央塔8階にあるホールで新聞記者が刺殺されたというのだ。国会議事堂の8階ホールといえば、女の泣き声が聴こえるようになったため、「開かずの間」として閉鎖されている…と言われる、いわくつきの場所。声の主は、かつて国会職員のダンス練習場として使われていたころのホールで出会った男との恋に破れ、8階から身投げした女の霊…らしい。
エピソード6
第6話
テレビ局の局員・須貝修一(神保悟志)が真夜中の局内で殺された。頭部には殴られた痕があり、これが死因なのは間違いないが、凶器が何なのか、どこで殴られたのかも不明だ・・・。さっそく都市伝説オタクの美人刑事・音無月子(長澤まさみ)は事件発生現場へ。そこで、テレビのモニターを見た月子は、被害者が最後に見ていた映像を目撃。その瞬間、嬉々として目を輝かせる。月子が見たものは・・・東京タワーと東京スカイツリー! 東京タワーはもともと墓地があった場所に建てられたため、墓地に眠る死者の霊に脚を引っ張られ、毎年少しずつ傾いている・・・という都市伝説もある都内有数のミステリースポット。
長澤まさみ
溝端淳平
平山浩行
サタケミキオ
伊武雅刀
竹中直人
横地郁英
遠田孝一