パンドラⅣ AI戦争
企業が経営するメディノックス医療センターでは、医学者の鈴木哲郎 (向井理) が開発したAIによる患者の診断が行なわれていた。人間の医師が行なうよりも短時間で正確に、しかも無料で行なうAI診断は世間で評判を呼ぶ。AI診断を導入したIT企業代表の蒲生俊平 (渡部篤郎) は、海外に後れを取らないためにも医療のAI化を進めていくべきだと主張。しかし、医師会会長の有薗直子 (黒木瞳) は「時期尚早」と難色を示し、さらに優秀な外科医の上野智津夫 (原田泰造) もAIに診断された患者の手術に当たることを不快に思っていた。そんな中、AI診断に基づいて上野が手術した患者が、術後に容体が急変して亡くなってしまう。