『宮廷女官 若曦』のスタッフ&キャストが再結集したラブロマンス史劇。狼に育てられた少女・シン月は、助けられた漢人の下で成長した。やがて都に上った彼女は、莫循と魏無忌というふたりの男性と出会う。
エピソード1
運命の邂逅
砂漠で狼と共に成長した孤児だったシン月(しんげつ)。彼女は教育を授けてくれた養父を3年前に亡くした後、再び砂漠で狼と暮らす日々を送っていた。そんなある日、シン月は南朝の都・建安(けんあん)から来た2人の英雄──商家・石舫(せきほう)の主である九爺(きゅうや)、昭陽(しょうよう)公主の甥である武将・衛無忌(えいぶき)──とめぐり逢う。そして、彼女は運命に導かれるように建安に赴く・・・。
エピソード2
九爺からの使い
建安に来てすぐにお金を使い果たし、ひょんなことから紅姑(こうこ)が女将を務める落玉坊(らくぎょくぼう)に入れられたシン月。彼女が芸妓として修行に励む生活を送り始めてから3ヶ月経った正月、思いがけず砂漠で自分を助けてくれた九爺と再会を果たす。九爺はシン月のことを気に懸けていて、彼女の行方をこれまでずっと捜してくれていたのだった・・・。
エピソード3
落玉坊の仕事
九爺(きゅうや)の計らいで落玉坊(らくぎょくぼう)の女将となったシン月(しんげつ)は、紅姑(こうこ)と共に奮起。落ち目の落玉坊を盛り返すために、皇帝の姉・昭陽(しょうよう)公主の恋物語を歌劇にした新しい演目「花月濃(かげつじょう)」を作って上演する。すると、これがたちまち評判を呼び、落玉坊は大繁盛。さらに、面紗で顔を隠した美しい芸妓・秦湘(しんしょう)が、ぜひ落玉坊に入りたいとやって来て・・・。
エピソード4
衛無忌との再会
シン月はかつて砂漠で助けた衛無忌(えいぶき)と落玉坊で再会する。当時、彼は身分を偽っていたが、実はシン月のことが忘れられず、彼女に会いたいとずっと願い続けていたのだった。折しもその晩、九爺も初めて「花月濃」を観るため落玉坊を訪れる。だが、シン月が権勢のある昭陽公主に近づくために危険を冒していることに気づいた九爺は・・・。
エピソード5
女将の本分
芸妓たちの協力を得て九爺(きゅうや)から落玉坊(らくぎょくぼう)を買い取ったシン月(しんげつ)は、落玉坊を盛り立てることが九爺を助けることになると信じて、「花月濃(かげつじょう)」の上演を続けていた。そんなある日、落玉坊に昭陽(しょうよう)公主の息子・万昂(ばんこう)がふらりと現れる。彼は尊大な態度で強引に「花月濃」を観劇すると、主役を演じた芸妓・丁玲(ていれい)にちょっかいを出そうとするが・・・。
エピソード6
勝負の行方
ついに昭陽公主が自ら「花月濃」を観劇することになり、落玉坊は上へ下への大騒ぎ。紅姑(こうこ)の手で美しく着飾らされたシン月は、恭しく昭陽公主を出迎えて席に案内する。やがて、観劇を終えた昭陽公主の口から出たのは賞賛の言葉。だが、シン月が褒美として賜ったのは「死」だった。そこに、彼女の身を案じた衛無忌(えいぶき)が駆けつけて・・・。
Shi Shi Liu
エディ・ポン
フー・ゴー
ファラ・チェン