ブラック・ウィドウ～危険な妻たち～

家宅捜索におびえるレベッカら３人は証拠隠滅を図るべく、レベッカの家を徹底的に掃除するが、捜査の目はＳＴＢのコンサルタント、ラミに向けられていく。その後レベッカの家には大金の入ったバッグを狙うラミが、ヨハンネの家には遺産を狙う義理の息子エスペンが、キーラの家には亡き夫のいとこアレックスが現われる。一方、爆発を生き延びた夫のひとりが、自分を殺そうとした犯人を突き止めるべくひそかに動き出す。

ベランダから転落し、死亡したラミ。そのことをレベッカたちに告げに行ったノルウェー人の刑事ペーテルは、ラミの遺書メールをレベッカが受け取ったことを知る。夫たちの葬式を控えたレベッカら３人は、息抜きにコペンハーゲンへ旅行に行く。だがその裏ではラミの自殺に疑問を抱いたペーテルが、ひとり黙々と捜査を続けていた。そんなペーテルを、スウェーデン警察のルンドゲレンは疎ましく思い始める。

絶妙なタイミングでレベッカの前に現われたイェスパー。驚愕したレベッカは翌日、ヨハンネとキーラに打ち明けようとするが……。ペーテルは暗号化されたＵＳＢメモリーを開こうと、ＩＴ部のヨナスに助けを求める。オーサからＳＴＢの秘密を明かされたヨハンネは、ＳＴＢの買収をもくろむファーマテカのＣＥＯマリーと会うことに。お金に困ったキーラはアレックスの提案でひともうけしようとブログを開設する。

ファーマテカにＳＴＢを高値で売却すべく、巧みに交渉をリードするヨハンネ。だが突如レベッカから売却中止を告げられてしまう。ペーテルは、ＳＴＢやファーマテカがラミの死に関わっている可能性があるとルンドゲレンに話すが、早く事件を関係部署に引き渡しノルウェーに帰れと一蹴される。キーラはレベッカの母サラから「思いもよらないことが起きる」と予言され、それが的中。結果、親友３人は仲間割れの危機に陥る。