ブリーダーズ 最愛で憎い宝物

子供たちが眠らない。ポール（マーティン・フリーマン）とアリー（デイジー・ハガード）は、こんな夜はもうおしまいだと思っている。ポールは、自分の怒りと寝付かない子供たちと格闘しながら夜を過ごす。

疎遠になっていたアリーの父親が突然やって来たことで、ポールとアリーはルークとアバに対する夢や希望について考えるようになる。そして、２人は子供たちのためにどこまでできるかを考える。

アリーがマイケルの存在に慣れようとする一方、ポールは故意に母親を傷つけたと疑われ、息子が事故に遭いやすくケガをしがちなのは、実は自分のせいではないかと自問する。

マイケルは、父として、そして祖父としての新しい役割を楽しんでいるが、ポールとアリーは、子供たちのように簡単には彼の存在に順応できない。ルークはサンタが存在しないことを証明しようとするが、そのことで「自分はウソをつかない」というポールの主張が試されることになる。脚本：バルンカ・オショーネシー、監督：ベン・パーマー。

ポールとアリーは、飼っていたアレチネズミのスプラウトがついに死んだことに心浮き立つが、ルークとアバに説明することは、悲しみも相まって思った以上に難しい。悲しみは不可解な形で家族に影響を及ぼすことに。脚本：オリアン・メッシーナ、フェイ・ラスリング、監督：ベン・パーマー。

マイケルの死後、一家はダレン（パトリック・バラディ）の別荘に滞在することになり、ポールは子供たちの世話をして、アリーをそっとしておこうとする。ダレンも仕事に集中するのだが、アリーは別れを告げるきっかけをつかめない。