宇宙を旅するマクロス7の居住艦・シティ7内ではロックバンド“ファイアーボンバー”のコンサートが開かれていた。その最中、船団の前衛部隊が謎の敵の奇襲を受ける。これに対し船団はバルキリーで応戦するが、敵が発する奇妙な光線でパイロットたちが次々に戦意を消失していく。その戦闘中に、“ファイアーボンバー”のボーカル、熱気バサラがバルキリーで乱入し、歌を歌い始めた!? が、その歌の途中で敵は後退してしまった。

バサラの部屋にバンドの紅一点、ミレーヌが逃げ込んできた。彼女の話によると、シティ7の市長でもある母親のミリアが、見合い相手を勝手に決めてしまい、逃げ出してきたというのだ。その時、謎の敵が攻撃を仕かけてきたことで、シティ7内に空襲警報が鳴り響く。それを聞いたバサラは、熱いハートを叩きつける歌を歌いに戦場へ赴くが、またしても歌の途中で敵は退却。バサラは自分の歌を聞いてくれないことに不満を募らせる。

メジャーバンドへの登竜門となる「スーパーノバ」というライブコンサートに出場することになった“ファイアーボンバー”。この知らせに大ハリキリのミレーヌだったが、バサラは今1つ乗り気ではなかった。そんな折、謎の敵がマクロス7に攻撃を仕かけてきた。バサラは今度こそ、敵に自分の歌を聞かせようと出撃するが、またしても途中で敵は退却。ガッカリするバサラだったが、一部始終を目撃した人々がその歌に感動していた…。

前回の出来事がきっかけとなり、人気急上昇中の“ファイアーボンバー”。ところが、それをよそにシティ7では、市民が魂を抜かれたような状態になるという奇怪な事件が続発。人々はバンパイアの仕業では？と噂し始める。そんな中、ミレーヌがちまたを騒がせるバンパイアに襲われた！ が、危険を察知してバサラがミレーヌのピンチを救う。そんなバサラの勇気ある行動に、ミレーヌは彼のことを少しは見直すのだった…。

バンドのメンバーだけで、ミレーヌのバンド加入歓迎会が密やかに行われた。その中でレイは、スリースターと呼ばれる工場艦からの演奏依頼を引き受けたことを伝える…。演奏当日、演奏は開始されたが、その会場に女暴走族・レックス軍団が乱入。歌をバカにし、演奏の邪魔をする。が、バサラは偶然潜入してきた敵バトロイドに立ち向かうことで、彼女たちに自分が歌に命をかけていることを証明して見せた。