CAEA(国際商談機構)のビジネス交渉人ウェイは、ニューヨークに出張中、友人の弁護士ティエンユーに依頼され、難航していたタクシー配車アプリ事業の商談を双方合意に導く。一方、アメリカ華僑の財閥御曹司シャオフェイは、虚飾に満ちた己の環境に嫌気がさし、鬱屈した日々を格闘技に没頭することで発散していた。
以前から目をつけていた、中国蘇州の土地を手に入れる目処がついたシャオフェイは、シエ集団(グループ)の社長で父のティエンヨウに、エコリゾート開発の企画を提案する。しかしティエンヨウはまともに取り合わず、中国進出の足がかりとして、科万(コーワン)集団との商談をシャオフェイにまとめさせるために上海へ向かわせる。
親友のシャンシャンと上海の街を歩いていたウェイは、危うく車に轢かれそうになる。運転していたのは、ニューヨークで最悪の出会い方をした華僑の男性だった。翌日ウェイは、新たなクライアントのリーダーの背景を調べるが詳細がつかめない。その人物はなぜか商談の場にも姿を見せず、業を煮やしたウェイは、ついにホテルで出待ちする。現れたのはなんと・・・・・・。
シャオフェイは、父から任された科万集団との交渉案件を、ウェイが率いるチームとシャオ課長のチームのどちらが担当するか競わせることに。条件は、蘇州の土地を手放さない最後の家主を説得すること。新人二人の個性を見抜き、適材適所の指導力を発揮したウェイのチームは、見事家主の説得に成功し、シャオフェイの担当となる。
ウェイに想いを寄せるティエンユーは、彼女を夕食に誘うためCAEAを訪れる。二人が一緒に帰るところに居合わせたシャオフェイは、生意気なウェイの鼻っぱしらを折ってやろうと思いたち、仕事にかこつけてウェイを無理やりティエンユーから引き離すと、親友の店に連れていく。その子どもじみた行為はウェイを心底呆れさせたが・・・・・・。
シャオフェイが老人を轢いたと周囲が疑う中、たった一人自分を信じてくれたウェイに対して、好意を感じ始めていたシャオフェイ。さらに、ウェイの仕事への情熱や目標を聞き、彼女に興味がわいていく。またウェイも、破天荒だがまっすぐで、時折驚くほどの優しさを見せるシャオフェイに、振り回されながらも好感を抱き始めていた。
ヤン・ミー
Tong Wei
ファン・ズータオ
Xie Xiaofei
ディラン・クォ
Qin Tianyu
ウィンストン・チャオ
Xie Tianyou
Xudan Zhu
Shang Bichen