大河ドラマ第50作目となる「江~姫たちの戦国」。信長の妹・市を母に茶々、初、江という三姉妹の三女「江」。徳川二代将軍・秀忠の正室であり、三代将軍・家光の生母の「江」を、女性の視点から、ホームドラマやラブストーリーの要素をふんだんに盛り込み、本能寺の変、関ヶ原の戦いなど、戦国のハイライトをスケール感たっぷりに描く。
エピソード1
湖国の姫
織田信長(豊川悦司)の妹・市(鈴木保奈美)の娘は三姉妹。三女・江(ごう・上野樹里)は父の記憶がない。永禄11年、京へ上洛(らく)をもくろむ信長の命で、市は北近江の浅井家に嫁ぐ。望まぬ婚姻だが、浅井長政(時任三郎)と出会い、市は恋に落ちる。やがて茶々(芦田愛菜)、初(奥田いろは)が生まれるが、両家は全面戦争へ。戦の果て、信長軍に包囲された小谷城に湖国の姫・江が誕生するが、それは父との別れの時だった。
エピソード2
第2回 父の仇 (かたき)
天正7年、春。北近江を離れ、母・市(鈴木保奈美)と三姉妹は、おじ・信包(小林隆)の居城・伊勢上野城で平穏に暮らしてきた。三女の江(ごう・上野樹里)には父の記憶がない。ある日、織田信長(豊川悦司)から安土城への招待状が届く。江は信長との対面に圧倒され魅了されるが、父の命を奪い、母や茶々(宮沢りえ)、初(水川あさみ)を悲しませた人物だと初めて知る。父のあだを討ちたい。深夜、江は一対一で信長と対じする。
エピソード3
信長の秘密
天正7年、秋。江(ごう・上野樹里)は織田信長(豊川悦司)にほれ込むが、信長の命で家康(北大路欣也)が妻と嫡男を死なせたことに驚く。信じがたい非道な命を下した信長の真意を知るため、江は安土へと向かう。千宗易(石坂浩二)や、秀吉(岸谷五朗)の妻・おね(大竹しのぶ)と出会い、信長の本心を聞きだそうとするが、うまくいかない。やがて信長に連れられ、琵琶湖に浮かぶ、父(時任三郎)が愛した竹生島へと渡るが・・・。
エピソード4
本能寺へ
天正9年、春。江(上野樹里)たちは信長(豊川悦司)が開く「馬揃え」に招待され、訪れた京で明智光秀(市村正親)や娘・たま(ミムラ)と出会う。圧倒的な華やかさで群集を魅了する馬揃えに感動した江は、ひとり本能寺で信長と対面するが、「自らが神である」という信長のごう慢さが許せず、怒って寺を後にする。やがて、迎えた天正10年。信長率いる織田軍は、天下統一への最終局面を迎えるが、光秀は独り焦慮を募らせていた。
エピソード5
本能寺の変
天正10年5月。江(上野樹里)は、信長(豊川悦司)と二度と会わないと決めたことを悔やんでいた。そんな時、家康(北大路欣也)に招待され、江は京で信長と会うことになる。一方、明智光秀(市村正親)は、信長に領地を取り上げられ、「秀吉(岸谷五朗)の配下で毛利攻めに加われ」と命じられる。そして迎えた6月2日。ついに光秀は信長への謀反ののろしを上げる。1万3000の軍勢が本能寺を包囲。信長が最期を迎える。
エピソード6
光秀の天下
天正10年6月。江(上野樹里)は、家康(北大路欣也)と命がけの伊賀越えの末、無事、伊勢に到着するが、野武士に捕らえられる。一方、光秀(市村正親)は、天下人どころか孤立無援となっていた。最大の誤算は、秀吉(岸谷五朗)であった。備中から1日半で姫路に到達。後に「中国大返し」と呼ばれる離れ業をやってのける。追い詰められた光秀は、安土城で人質となった江と対面。なぜおじ上をあやめたか、江は光秀に訴えるが・・・。
上野樹里
宮沢りえ
水川あさみ
豊川悦司
向井理
鈴木保奈美
瀬戸康史
染谷将太
阪本奨悟
鈴木砂羽
奈良岡朋子