2000年、大河ドラマ初の全編ハイビジョン作品。第1回は、関ヶ原の合戦のすべてをあますことなく描くスペシャル版! この番組の無料視聴可能期限は2023年1月31日までとなります。ご了承ください。[TAIG](C)NHK
慶長三年(1598)八月十八日、豊臣秀吉薨去(こうきょ)。この機に二人の武将が動く。秀吉の知恵袋・石田三成(江守徹)、もう一人は大老・徳川家康(津川雅彦)であった。家康は、直ちに三男・秀忠を江戸に帰し軍備を整えさせ、片や三成は、大老・毛利輝元(宇津井健)をはじめとする各大名に、家康に不穏な動きあるときの一致団結の誓紙を求める。まさに、天下が二つに割れようとしていた。[TAIG](C)NHK
大老・前田利家(北村和夫)が、ひそかに伏見徳川屋敷を訪れ手打ちを申し入れてきた。すべてを家康(津川雅彦)に託すと。一方、三成(江守徹)を筆頭に五奉行は、利家の見舞いに訪れる家康の命を狙おうとするが失敗する。前田利家の死をきっかけに、加藤清正(苅谷俊介)等七将が三成を襲撃する。この窮地に三成はなんと単身敵である徳川屋敷に逃げ込む。[TAIG](C)NHK
九月九日の重陽の賀のあいさつのため、大坂に向かった家康(津川雅彦)は、宿舎の旧石田三成(江守徹)屋敷から出ようとしない。大坂城内に家康暗殺の不穏な動きありと、難癖をつけ奉行の名において詮議あるべしと強要する。また、登城の条件として伏見から軍勢を大坂に呼び寄せることに成功、蟄居(ちっきょ)中の三成は家康打倒に動き出す。[TAIG](C)NHK
慶長五年(1600)正月。三成(江守徹)は、戦を起こして家康をおびき出しその間に大坂城を占拠し秀頼を奉ずと、会津の上杉景勝、広島の毛利輝元に密使をおくる。三月に入り、家康(津川雅彦)のもとにただならぬしらせが入る。上杉景勝が新しい城を築き、大量の武器を買い集めている。逆心の兆し明らかと。六月十六日、家康は謎の含み笑いを残して大坂城を出立、東へ向かう。[TAIG](C)NHK
大坂城を出立した家康(津川雅彦)は、その夜伏見城に宿泊する。家康は、旧臣の鳥居元忠(笹野高史)に三成(江守徹)が襲うであろうこの伏見城を託すと別れを告げる。伏見城をたった後、家康は京極高次(小野寺昭)の居城大津城に立ち寄る。高次にあえて三成の味方のふりをせよと命ずる。そのころ、三成のところに越前敦賀城の大谷吉継(細川俊之)が訪れる。三成は、上杉らと江戸を東西から挟み撃ちにする計画を示す。[TAIG](C)NHK