蒲坂城壁で晋と燕の軍勢が対峙する。楚北捷(そほくしょう)が率いる10万の晋軍に対して敬安皇子・何侠(かきょう)が率いる燕軍はわずか8千。それでも何侠は軍師としての才をもつ侍女・白娉テイ(はくへいてい)の策によって戦いに勝利する。だが、この戦いの裏にはある陰謀があった。燕の皇帝・慕容粛(ぼようしゅく)にいわれなき謀反の罪を着せられた何侠は白娉テイとともに逃亡して・・・。
五老峰で楚北捷(そほくしょう)は敬安王・何勝(かしょう)と対決、敗北した何勝は自ら命を絶つ。そして、父の死を知った何侠(かきょう)は楚北捷への復讐を誓う。一方、深手を負った白娉テイ(はくへいてい)は偶然通りかかった楚北捷に命を救われるが、身元を明かさず姿を消す。それでも白娉テイが敬安王家の軍師と気づいた楚北捷。彼は白娉テイに初恋の少女の面影を見出していた・・・。
楚北捷(そほくしょう)と豪商である花家の令嬢との縁談が持ち上がる。楚北捷が令嬢の弾く琴の音に惹かれて会いに行くと、そこには白娉テイ(はくへいてい)の姿があった。そこで、自分の命も顧みず何侠(かきょう)を助けようとする白娉テイの覚悟を知った楚北捷は、彼女の気持ちを汲んで一度だけ何侠を見逃す。そして、敵でありながら白娉テイを自分の妻として迎えることに・・・。
婚儀の最中、楚北捷(そほくしょう)と白娉テイ(はくへいてい)はともに毒に当たって倒れるが、治療を受けて事なきを得る。それが白娉テイの計略だと悟った楚北捷は、自分を今すぐ殺すよう迫るが、彼女は応じなかった。そして翌朝、楚北捷は白娉テイの真の目的を知ることに。彼女は自分の命と引き換えに、民を苦しめる晋と燕の戦を止めようとしていたのだった・・・。
晋の皇帝・司馬弘(しばこう)から死罪を言い渡された白娉テイ(はくへいてい)。翌朝、彼女を助けようと楚北捷(そほくしょう)は刑場まで馬を走らせるが、彼女はすでに斬首されたと聞かされる。しかし、司馬弘は15の銅山と引き換えにひそかに白娉テイを慕容粛(ぼようしゅく)に引き渡していたのだった。それを知った楚北捷が白娉テイの行方を追うと、彼女を救い出すため何侠(かきょう)も姿を現して・・・。
楚北捷(そほくしょう)を刺してしまった白娉テイ(はくへいてい)は一晩中彼を介抱し、翌朝黙って彼の元を去る。その後、彼女は晋に捕らえられた冬灼(とうしゃく)を救うため一人で宮中へ。だが、それは彼女をおびき出す罠だった。すると、そこに楚北捷が現れ、自ら盾となり白娉テイと冬灼を逃す。そこでいったんは逃亡した白娉テイだったが、楚北捷を見殺しにはできず・・・。
ウォレス・チョン
楚北捷(そほくしょう)
アンジェラベイビー
白娉婷(はくへいてい)
ユー・ボー
司馬弘(しばこう)
スン・イージョウ
何侠(かきょう)
ガン・ティンティン
耀天公主(ようてん)