森に南風のお姉さんがやってきた。長い冬が終わり、春がやってきたのだ。その頃、冬眠から目ざめた山ねずみのお家では、クック、キッキ、ロッキーという三匹の子ねずみたちが生まれていた。三匹の中でも好奇心旺盛なロッキーは、パパとママの元を離れて旅に出る決心をして…。
ロッキーに巣立ちの時期がきて、心配ながらもロッキーを見送るパパ。一方、旅に出たロッキーは、同じ山ねずみのポリーを助けたりしているうちに恐ろしい夜を迎えていた。夜が明けると、そこは素晴らしいみどりが森で…。
森に家を作ろうとしていたロッキー。なかなかいい場所が見つからない中、ポリーと遊んでいたロッキーは、きつねのレッドに見つかって大変な目にあってしまう。その後、ロッキーはポリーから家を作るのにいい場所を教えてもらい…。
お化けを見たと言うロッキーの話を信じない森の仲間たち。そのため、ロッキーとポリーは一生懸命お化けを探し始めた。すると、ロッキーが見たのは気のいい大きなくまのバスターだということが判明。そうして、ロッキーたち森の仲間に、北の国からやってきたと言うバスターが加わって…。
バスターがざわざわ川のマスをたくさん食べていたため、かわうそのジョーは怒ってしまった。そこで、ロッキーはバスターにもっと川下でマスを食べるように勧める。一方のジョーも、じいさま蛙になだめられてバスターと仲直りして…。
怪物の影を見たうさぎのピーターは、ロッキーと一緒にその怪物を探しに出かけた。その途中、やまあらしのプリックリーに出会ったロッキーたちは、怪物のことを尋ねる。それに対して、なぜか歯切れの悪いプリックリー。実は、ロッキーが見た怪物の影はプリックリーだったのだ…。