吉岡晋太郎は特攻隊の生き残りで、若者が好きではありません。いまは警備会社でガードマンをしています。司令補である吉岡の下に柴田竜夫と杉本陽平の2人の新人が配属されます。3人が警備するビルは自殺の名所として有名な高層ビルでした。ある夜、自殺しようと若い女がビルに侵入しますが、吉岡に止められます。吉岡は死に損なった女と2人の新人を前にして、ギリギリに生き抜いてきた戦時中のことを語り始めます。[FICT](C)NHK
島津悦子は、自殺しようとして吉岡警部補に命を救われて、吉岡らが勤める警備会社のガードマンになります。悦子と柴田は吉岡に連れられてスーパーマーケットの警備に就き、万引きして逃げた女を捕まえます。ところが、悦子は女の身の上話を聞くうちに同情して逃がしてしまいます。犯罪を許さない吉岡は悦子から住所を聞き出して、女を警察につき出します。悦子と竜夫、陽平は吉岡に反発して仕事を辞めると言い出します。[FICT](C)NHK
竜夫と悦子は吉岡と考え方が合わずに警備の仕事を辞めてしまうと、陽平も仕事を辞めてしまいました。3人は気が抜けたような毎日を過ごしていましたが、竜夫は母の裕子が吉岡と結婚まで考えた関係であったことを知ります。ある日、3人は連続猟銃乱射事件で警戒警備中の吉岡を訪ねて強盗事件に巻き込まれますが、その強盗を捕まえてしまいます。悦子と陽平は警備の仕事に復帰しますが、竜夫は長距離トラックの助手になります。[FICT](C)NHK
陽平は体操競技会の警備中に鮫島壮十郎に出会います。壮十郎は大企業を辞めて、陽平がいる警備会社へ応募します。壮十郎は採用の際に吉岡司令補に対して、配属される部署を自分で選択できるように申し入れます。吉岡は共感しますが、同僚の間には波紋が広がります。陽平と壮十郎が夜間警備をしていた研究所の敷地の外で女性が襲われました。この番組は著作権上の制約等から、一部放送とは異なる箇所があります。ご了承ください。[FICT](C)NHK
女子高生の平山美子はテレビ局の駐車場でロックグループに殺到したファンに押し倒されて意識を失います。軽い脳震とうのため吉岡たちが自宅まで送ると、美子の父親は吉岡たちを非難します。翌日、吉岡は改めて謝罪に訪れますが、一方的に責任を押しつける父親を叱りつけてしまい、停職処分を受けます。ある日の夜遅く、美子は年上の男と酒を飲んだ帰りに吉岡を訪ねます。吉岡にいろいろと詮索されて、父にはない何かを感じます。[FICT](C)NHK
カンボジアの石像を爆破するという脅迫状が、次の展覧会を予定している北海道のデパートに送られてきます。そのため、輸送手段を変更して東京から釧路までフェリーで運ぶことになり、吉岡、陽平、荘十郎の3人が警備につきます。夜中に出航して夜が明けると、不審な寝袋が船内から発見されます。犯人は、陽平に誘われて乗船していた同僚の悦子と浜宮聖子を人質にして、2人の客室に潜んでいました。[FICT](C)NHK