大学の旧校舎で幽霊に遭遇した小沢晴香は映画研究同好会の斉藤八雲という人物に相談を持ちかけた。八雲には不思議な能力があるとのうわさがあったのだ。「自分には死んだ人の魂が見える」と言う八雲の言葉を、果たして信じてよいものか… 真相解明に動き出した八雲と行動をともにした晴香は、事件の裏側に潜む驚くべき真実とともに、八雲が抱える「ある秘密」を知ることとなる…。
事件解決の報酬を八雲に払うため、晴香はアルバイトにいそしんでいた。そのバイト先の近くに、移築工事中の古い神社があった。ところが、神社に幽霊が度々出没、さまざまな怪奇現象が起きるため、工事は難航していた。幽霊と遭遇した晴香は、逃げる途中で見知らぬ僧侶と出会う。その僧侶の左目は八雲と同じく赤い瞳であった。一心と名乗る彼と、八雲の関係は?
北東新聞の記者・土方真琴が、事件の現場で撮影した写真に心霊が映っていた。その写真を見た後藤刑事は八雲を捜査に巻き込もうと決意する。一方、晴香は幽霊が出現するというトンネルで怪事件に遭遇し、八雲のもとをたずねていた。心霊写真と幽霊トンネル。二つの怪奇現象が、八雲の推理によって一つにつながったその時、晴香の身に、かつてない危機が迫ろうとしていた…
連続女子高生殺害事件の取材をおこなっていた真琴が、霊に憑依されてしまった。一方、晴香は、友人の真由子から幽霊を目撃したと相談を受けるが、八雲に話を持ちかけずに単独で行動を開始する。後藤の依頼を受けて真琴と面会する八雲。確かに真琴には霊がとり憑いていた。その霊の正体を探るうちに、八雲は、忌まわしき過去と対面することに…。
事件の捜査に復帰した八雲は、晴香や後藤とともに行動を開始する。だが彼らの行動は「ある人物」にマークされていた。人の心の闇をかぎつけ、言葉巧みに誘導し、相手に罪を犯させる。その男の両目は赤い…両目の赤い男の画策によって死の危機が晴香に迫る。一方、男の存在に気づいた八雲と後藤が現場に急行する。果たして八雲は晴香を守れるか?そして、両目の赤い謎の男の正体は!?
晴香は友達の影響もあって、八雲と自分の関係についてあれこれ考え始める。友達?恋人?それとも…そんな折、不気味な女の幽霊が現れるという不動産物件の相談が舞い込む。微妙な思いを胸に、謎解きに挑む晴香は、幽霊が出るという部屋で八雲と二人きりで過ごすことに。怖さとは別の緊張感を覚える晴香。と、その時、八雲が近づいてきて…
小野大輔
Yakumo Saito
藤村歩
Haruka Ozawa
東地宏樹
Kazutoshi Goto
川島得愛
Yutaro Ishii
豊口めぐみ
Makoto Hijikata