主演のチャオ・リーインの脇を、「三国志~趙雲伝~」で主演を務めたケニー・リンや、「海上牧雲記」に出演するショーン・ドウが固める。監督は、韓国ドラマ「麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」としてリメークされた「宮廷女官 若曦(じゃくぎ)」を手掛けたウー・ジンユアン。
エピソード1
女戦士
中国、西魏 (せいぎ) の時代。人間狩り場へ美しい女奴婢 (ぬひ) が引き立てられた。彼女は記憶を失っており、そのわずかな断片から荊小六 (けい・しょうろく) と名乗るが、その脳裏には彼女を「楚喬 (そきょう)」と呼ぶ声が何度も響いていた。狩場へ放たれた小六たち奴婢に、残忍な有力門閥の子弟・宇文懐 (うぶん・かい) らの矢が降り注ぎ、狼たちが放たれる。そんな絶望的な状況で小六は、生存を賭けて凄まじい戦闘力を見せる。その頃、都では宇文家の若当主・宇文玥 (うぶん・げつ) を女刺客が襲っていた。
エピソード2
謀りの宴
失った記憶の鍵と思われる悪夢を見た小六。目覚めた小六に姉の汁湘 (じゅうしょう) は、宇文府 (うぶんふ) の恐ろしさを告げる。その数日後、宇文府で燕北 (えんほく) の世子 (せいし) ・燕洵 (えん・じゅん) の誕生祝いの宴が行われた。宇文懐は宇文玥 (うぶん・げつ) の毒殺を企て、汁湘を使って酒を勧めさせるが、宇文玥はこれを拒み、酒を飲もうとしない。業を煮やした宇文懐は、勧める酒が飲めないのであれば汁湘を打ち首にすると言い出す。この言動に怒った小六はついに…。
エピソード3
憎しみの炎
小六 (しょうろく) は、濡れ衣を着せられた兄・臨惜 (りんせき) の死を目の当たりにし、宇文玥 (うぶん・げつ) の冷酷な態度に強い憎しみを覚える。だが、罰を受けて負傷した小六を、妹の小八 (しょうはち) は「疫病神」と罵るのだった。一方、毒殺された宇文灼 (うぶん・しゃく) を弔う宇文玥の元へ宇文懐 (うぶん・かい) が押しかけて真相究明のため遺体の検分を求める。ふたりは激しく争い始めるが、魏貴妃 (ぎきひ) が現れて仲裁。青山院 (せいざんいん) への出入りを禁じられた宇文懐は不満を募らせ…。
エピソード4
夜伽役選び
祖父・宇文灼の葬儀を終えた宇文玥の元を、宇文席 (うぶん・せき) が訪れる。宇文席は自分の息がかかった女を、宇文玥の夜伽の相手としてあてがうつもりだったのだ。だが、その真意を見抜いていた宇文玥は、上・中等の下女の中から候補を募って、選抜試験をすることを提案。それを知った小六は、宇文玥の側に仕えれば兄・臨惜の仇を討つ機会が訪れると考えるが、下等の下女である小六にその資格はなく、門前払いされながらも宇文玥の居室の前にただ跪くのだった。
エピソード5
鉄鈴の側女
夜伽 (よとぎ) 役を勝ち取った小六 (しょうろく) が、初めての寝所仕えに臨む夜。宇文玥 (うぶん・げつ) はひげ剃りを命じて小六を試す。仇討ちを思い止まった小六に、宇文玥は星児 (せいじ) という名を与え、床を共にするのではなく武芸を仕込み始める。翌日、星児が宇文玥と契ったものと思い込んだ上級奴婢 (ぬひ) の錦燭 (きんしょく) は、嫉妬から星児たち三姉妹に敵意をぶつけるが、星児は覚えたての武芸でこれを難なく制してしまう。一方、宇文玥は謎の友・瑜 (ゆ) に乱世の苦悩を綴る。
エピソード6
処罰と訓練
宇文玥は罰と称して、星児に様々な訓練を受けさせる。あまりの厳しさに根を上げそうになる星児は、宇文玥が何を考えているのか理解できない。しかし、星児の常人離れした上達の速さに、宇文玥の親衛隊・月七 (げつしち) は不審を抱く。過去にどこかで武芸を習得しているのではないかと疑い、その素性を調べ始めるのだった。星児に興味を示す燕洵 (えん・じゅん) が見守る中、宇文玥は更なる試練を与える。ある日、ついに星児は処罰の意味を尋ねるのだが…。
チャオ・リーイン
ケニー・リン
ショーン・ドウ
リ・チン