京都の文化や暮らしの中で受け継がれてきた独特の京の色・・・ 『色』をテーマに京都の歴史や文化、伝統を探っていく。
西陣・機織りの音
『西陣・機織りの音』をテーマに西陣の機織り職人を訪ね、明治時代から呉服商を営んでいた京町家で西陣の文化を感じる。 また、かつては西陣の代表的な呉服商として栄え、今は「西陣くらしの美術館」として京町家のくらしを後世に残す「冨田屋」では、西陣織の着物を試着し、着物でお茶を頂くなど、京都の風情をたっぷりと堪能。 【旅のしおり】 ◆西陣織職人 渡邉三枝子さん(西陣織 製造部門 伝統工芸士) ◆西陣くらしの美術館「冨田屋」 ◆今宮神社
京都・夏の涼を呼ぶ音
嵐山・嵯峨野界隈 古くは平安時代から、天皇家や貴族の避暑地として愛された嵐山。 陽春の桜花、盛夏の避暑、初秋の観月と、様々な様相を見せる嵐山の北東に広がる嵯峨野は、京都が誇る竹の一大産地として、これまで京都人の生活を支えてきた。見る者を圧倒する嵯峨野の竹林にゆったりと身を置き、京都が奏でる竹林の風音を聞いて、納涼を感じる。 【旅のしおり】 ◆竹細工「京都嵐山 いしかわ竹乃店」 ◆1年中、鈴虫の音色を感じられる「鈴虫寺」 ◆野宮神社 ◆京菓匠 甘春堂
祇園・花街の優美な音色
京都有数の花街、祇園は八坂神社の門前町として江戸時代より発展してきた。 風雅と格調がしのばれる格子戸が並ぶ町角からは、京都独特の優美な華々しさが香る。そんな京都・祇園が生み出す音色に酔いしれる。 【旅のしおり】 ◆祇園の響く音といえば「三味線の音」 今井三絃店・今井善一さん ◆東山女子学園で同い年の舞妓さんと交流 ◆手作りのおはぎ屋さん「小多福」
名刹で聞こえる癒しの音色
寺社仏閣から聞こえる、京都ならではの癒しの音色を特集。 鴬張りの廊下を歩くと聞こえてくる、京都の歴史を物語る鶯のさえずり、相国寺の天井に響く、力強い龍の嘶き、そして水琴窟の音色・・・ そんな京都の古刹の音色に迫り、その音を作り出す職人を取材する。 【旅のしおり】 ◆等持院「鶯張りの廊下の音」 ◆相国寺「泣き龍の音」 ◆詩仙堂「猪脅しの音」 ◆圓光寺「水琴窟の音」
平安王朝の雅な音色 雅楽
平安京の趣きをいまに残す雅な音色、雅楽。平安時代の宮廷社会で愛でられた雅楽の癒しの音に触れ、そして自ら演奏することで1000年続く音色に思いを馳せる。 宮廷装束の十二単に実際に身を包み、身も心もタイムスリップして、雅の音色を体感。 【旅のしおり】 ◆市比賣神社 ◆雅楽の楽器をつくる工房へ ◆京料理の老舗「六盛」で平安王朝料理を堪能
酒どころ 伏見の音色
京都の酒どころ・伏見を巡り、清らかな水が育む音に迫る。 伏見の水が生んだ銘酒、銘菓、そして伏見の名水を引く神社を訪ね、新鮮な水による清らかな音色に耳を傾ける。 【旅のしおり】 ◆玉乃光酒造で酒造りの唄を体感 ◆伏見の水音を聞きに御香宮神社へ ◆伏見の酒を使ったお菓子 酒まんじゅうを堪能 ◆京料理 清和荘で伏見の水を使った料理を堪能