スーパーから万引き犯の通報を受け駆けつけた片山だったが、犯人は小さな男の子だった。盗んだものはりんご1個のみ。詳しく事情を聞くと、親が3日も帰ってきていないという。仕方なく 97分署内で預かることになり、子供に同情した片山は自分が養うと言い出す。そこへ、強盗犯の男が連行されてきたが、男は隙をつき松元の拳銃を奪って逃げ出してしまう。子供を人質に強盗犯の男は、手錠のカギを要求する。奈良の機転で男は取り押さえられるが、子供はケガを負ってしまう。子供の出血が止まらないことに異常を感じた本多は、着任したばかりの検視官・榊を呼び診察する。(C)国際放映
97分署管内で殺人事件が発生。現場を目撃していたのは、97分署と親しい花屋の主人の田口だった。榊による検視解剖の結果、遺体に装着されていた特殊なコンタクトレンズから身元が判明、殺されたのは悪徳探偵業者・三上文治だった。捜査が進む中、三上と田口に意外な接点が浮かび上がる。田口は20年前に、妻と共犯で乳児の誘拐事件を引き起こしていた。田口に同情的な片山は、事実を受け入れられず苦悩するが、田口の娘・洋子からさり気なく聞いた話から誘拐の事実はより確信に近づく。そして片山は、誘拐されたのが洋子だったかを確かめるためデートをする。(C)国際放映
東和銀行田園プラザ支店で強盗事件が発生する。近くの印刷会社の従業員・小宮さち子が下ろした従業員の給料が車ごと奪われた。奈良はケガをして入院したさち子から襲われた状況を聞くと、犯人の顔をはっきり覚えているという。さっそく似顔絵を手がかりに捜査を開始すると、早々に片山が容疑者の男を捕まえるが犯人ではなかった。さち子の証言に疑念を抱いた奈良は、彼女を再三問い詰める。するとある日、さち子は病院から姿を消してしまうが、河原で水死体となって発見される。捜査の行き過ぎを問われた奈良は、滝村課長の命令で自宅謹慎を告げられる。(C)国際放映
OL殺人事件が発生し、目撃者の話から沢野伸之という男が捜査線上に浮かび上がる。沢野は晶子という女性と同棲していたが、愛想をつかされ出ていかれていた。晶子はその後、別の男性と結婚しており、沢野は晶子の消息を探していたのだった。沢野が再び彼女の元に現れるとにらんだ奈良と片山は、晶子の自宅の向かいに建つアパートの一室で張り込みを開始する。周囲に刑事と気づかれないようにしていたが、隣の部屋に住む世話好きな女性の殿村直枝に声をかけられ、親しい仲になってしまう。(C)国際放映
片山が町内のドブさらいを手伝っていると不発弾らしいものが発見される。町内が騒然とする中、緊急招集された97分署の面々が総出で地域住民の避難誘導に当たる。爆発物処理班が調べてみると不発弾の正体はただの鉄板と判明するが、その下から他殺体が発見される。死体は、倉田の家の近所に住んでいた栗田という一人暮らしの老人だった。奈良は町内にわざと事件の情報を流すと一人の男が偽爆弾騒ぎの犯人だと自首してくるが、殺人とは無関係だった。捜査が行き詰まる中、奈良は死体現場のすぐ近くに住む大学教授・粕谷に疑念を抱く。(C)国際放映
片山は、ここ最近怪しい男につけられていた。そんな折、97分署管轄内のマンションで殺人事件が発生。殺されたのは中古車セールスマンの清水忠史。かなりの女好きだったことから、捜査は女性関係から洗い出すことになった。そんな捜査中も、片山は怪しい男につけられていた。本多は、清水と関係があったと見られる保育士の木内紀子を尋ねるが、木内はただの知り合いだと語る。本多が保育園から出ると、園内の様子を窺う怪しげな焼き芋屋の男が立っていた。そして片山は聞き込みの最中、ついにサングラスの男を取り押さえると…。(C)国際放映