平凡な男子高校生、相良良晴が突然400年前の日本にタイムスリップ! そこは血を血で洗う戦国時代だった…が、ちょっと雰囲気が違う?? そんな乱世で良晴が出会った一人の美少女、その子の名は「織田信奈」。日本史上最も有名な戦国大名、「尾張の風雲児」こと織田信長…ではなく、織田信奈!? 『サル、わたしと一緒に天下布武よ!』 才色兼備な姫武将たちが織りなす恋と戦の新たな戦国絵巻が今、始まる!
エピソード1
信奈とサル
突然、戦国時代にタイムスリップしてしまった高校生の相良良晴。合戦の真っ只中で足軽のおっさんに救われるも、なんとそのおっさんが流れ弾に当たって討ち死にしてしまった。おっさんの名は木下藤吉郎。「木下藤吉郎って、豊臣秀吉じゃねーか!」歴史が変わったことに動揺する良晴だったが、今度は騎馬武者に襲われている一人の美少女に出会う。彼女こそ、天下を目指す尾張の姫大名、織田信奈であった!
エピソード2
織田家、お家騒動
織田家の足軽となった良晴は信奈の弟、織田信勝が姉の悪口ばかり言うのに腹を立て、思わず殴ってしまう。だが、信勝は織田家長男。本当なら家を継ぐ筈だったと、信奈に謀反を繰り返している超問題児だったのだ。良晴の首を要求され、悩む信奈。下手に拒めば、御家真っ二つの内乱になる。足軽が殴れば問答無用だが、侍大将に出世させれば交渉の余地はあるかも…。「一週間以内に米を八千石を調達しなさい!」 相場の二倍という無理難題。だが、成功させなければ良晴の命はない!
エピソード3
美濃動乱
斎藤道三の息子、義龍が謀反! 美濃三人衆も敵となり、戦場で孤立する道三と明智光秀。だが、信奈は援軍を出さない。今、尾張は強大な今川家に狙われているからである。良晴は「それでいいのか?」と問い詰めるが、信奈の目尻に涙を見てしまう。「わたしが好きになった人はすぐに死んじゃうの…」 それが信奈の本心。戦国武将であると同時に一人の女の子でもある。そんな折、北近江の大名、浅井長政が政略結婚を持ちかけてくる。
エピソード4
風雲!桶狭間!
織田軍の十倍に達する大軍で尾張へと侵攻を開始する今川義元。この危機を前にして、信奈は良晴を追放する。それが良晴を巻き込むまいとした心情の裏返しだと知り良晴は自分にしか出来ないことで信奈に報いようと思う。すでに幾つかの歴史を変えた今、自分が知っている通りには進まないかもしれない。だが、歴史を知っているから、死ぬはずだった人も救えた。「だったら、歴史は俺の味方だ!」良晴は五右衛門らと、織田軍が唯一勝てる場所――桶狭間へと向かう。
エピソード5
天才軍師調略
美濃攻略へと出陣した信奈たちだったが、なんと連戦連敗させられてしまう。その原因は、日本随一と言われている天才軍師・竹中半兵衛の存在だ。美濃を攻める前に半兵衛を味方につける必要がある。史実通りならそれを成したのは豊臣秀吉、つまり――「こいつは俺のイベントなんだよ!」半兵衛を調略するため、光秀の案内で井ノ口の町へとやってきた良晴だが、そこにはまたしても浅井長政が! 長政の狙いも同じだった。はたして良晴は天才軍師を手に入れることが出来るのか!?
エピソード6
墨俣一夜城
美濃攻略上、最大の要所である墨俣。信奈たちは城を築こうとするが、そこは敵地の真っ只中。途中で攻撃を受け、勝家たちは工事を完成することが出来ずにいた。しかし、良晴にはとっておきの秘策があった。「一夜で城を造ってしまえば、邪魔したくても出来ないぜ」それは豊臣秀吉だけが完成させた前代未聞の作戦。秀吉が天下人へと上り詰めるきっかけとなった最大のイベントだ。信奈から託された瓢箪を旗印に、良晴は未来の建築術で墨俣一夜城に挑む!
伊藤かな恵
生天目仁美
松嵜麗
金田朋子
江口拓也
福圓美里
熊澤祐嗣