脚本･橋田壽賀子､プロデューサー･石井ふく子のコンビで制作された超大型時代劇｡徳川家四代将軍･家綱の生母おらんの生涯を描く｡ 宿命に翻弄されるおらんの少女時代を､｢おしん｣の名演技で天才子役ぶりを世に知らしめた小林綾子が､少女期以降を大原麗子が演じた｡共演は石坂浩二､佐久間良子､中井貴一､森光子ほか｡ 【ストーリー】 時は徳川時代｡貧しい農家の娘･おらん(小林綾子)は春日局(森光子)に見出され､江戸城大奥に勤めることになる｡そこで､三代将軍･家光(石坂浩二)の寵愛を受けるのだった｡ 久しぶりに､お忍びで故郷に戻ったおらん(大原麗子)は､かつての恋人･嘉助(中井貴一)と再会したが､それは悲しい別れでもあった｡ その後､おらんは竹千代(後の四代将軍家綱)を産んだ｡その途端､家光は急に何人もの側室を置くようになり･･･｡