板藍根 (ばんらんこん) の精であるシャオ･ランは、人間のアージウと出会い、“霊配関係”を結ぶ。“霊主”のシャオ･ランが傷つくと“霊僕”のアージウも同様に傷つく。アージウの霊気を吸い続けるシャオ･ランが完全に人形 (ひとがた) になったら霊配関係は解消される。名医と称されているアージウには上清司の司尉という裏の顔があった。上清司は、人間を害する精霊を捕らえる組織で、イエ親王が取りまとめていた。

アージウの台所に忍び込んだニンは、ある夫婦が殺された事件の目撃者だった。犯行の全容を聞いたアージウはイエ親王に報告するが聞き入れてもらえない。上清司の巡邏が厳重になり、アージウはシャオ･ランの身を案じて薬草村に帰そうとするがケンカに…。怒って家を飛び出したシャオ･ランはある者に捕まり、婚礼を挙げることになる。それを知ったアージウは単身、薬草村へ行くのだが…。

アージウの矢傷を霊力で治すシャオ･ラン。その後、上清司が薬草村の精霊を一網打尽にしたことを耳にして単身で救出に向かう。上清司の地下牢に囚われていたランドゥーを救うが兵に見つかり追われ、イエ親王の協力で難を逃れる。一方、バイ･カンニンから話を聞いたアージウは急いでシャオ･ランを助けに行く。後日、百草堂を訪れたイエ親王の家職がシャオ･ランに往診を依頼してきて…。

アージウは中秋節の殺人事件に疑わしい点があると皇帝に報告し、上清司は一時閉鎖となった。なかなか帰ってこないアージウに腹を立てたシャオ･ランが家を出ていこうとした時、ニンが飛び込んできて、おばあさんが倒れたという。急いで向かうと、思いがけない出来事が…。シャオ･ランと婚礼を挙げることになったアージウが薬草村へ花嫁を迎えに行く途中、突如ランドゥーが立ちはだかる。