裏切りの皇帝へ復讐を誓う転生皇后

皇后のワン･ユンツーが目を覚ますと皇帝の弟シアオ･チョーの妃ジアン･ジンリーになっていた。皇后は生誕の祝いで花火が上がる中、鳳惜宮が火事になり、それに巻き込まれて亡くなっていた。魂はジンリーに乗り移ったが、生誕の祝いに身につけていた玉佩は、まだ腰につけている。翌日、シアオ･チョーのご命で皇后の葬儀の準備をしに行くと、侍女の花筏から侍女たちは火事で亡くなったと告げられる。一方、シアオ･チョーは鳳惜宮が火事を出したのは陰謀ではないかと考え始める。

皇后の葬儀が終わり、ジンリーが皇帝の元へ行くと、皇后が焼け死ぬように仕向けたのはジンリーで、自分の愛する皇帝が共犯者だったと知り呆然となる。更には皇帝はジンリーと不貞を働いていたと知り、自分は裏切り傷つけられ、侍女たちを道連れに殺されたのだから、命で償わせてやると決意する。一方、シアオ･チョーは鳳惜宮で見つかった灰色の粉が、ジンリーがシアオ･チョーの寝室に持ち込んだ黄燐と同じ物だと分かり、犯人はジンリーではないかと疑い始める。

ジンリーの部屋に、ユンツーにしか開けられない、からくり箱が置いてあった。箱を開ける様子を見ていたシアオ･チョーは、ジンリーがユンツーであると分かる。からくり箱は、7年前にシアオ･チョーが無情派に襲われユンツーの家で療養をしていた時にもらった箱であった。ユンツーは火事のあと目覚めるとジンリーの体に乗り移っていたこと、なぜか火事の時につけていた玉佩を目覚めた時もつけていことを打ち明ける。

皇帝陛下から呼び出されたジンリーが迎えの者と皇宮へ向かうが、普段はリアン太監が迎えにくるのに、今日は見知らぬ侍女だったため、訝しくに思う。着いた先でジンリーは監禁され拷問を受ける。誘拐した黒幕はシエン妃であった。毒を飲まされそうになったところに、シアオ･チョーが駆けつけ救出される。怒ったシアオ･チョーがシエン妃を殺そうとするが、ジンリーにはダーバオの件で借りがあったのでシエン妃をかばう。

シアオ･チョーは皇帝に捉えられ、皇后を殺したとして、市中引き回しの上、斬首させられるところを、チンイーたちに助けられる。郊外の屋敷に身を隠すが、拷問で体中に傷があり低体温で意識を失ってしまう。命を救うには紅花の薬草が必要だと医者に言われたジンリーは侍衛のチンイーと供にワン家にもらいにいく。一方、皇帝はシアオ･チョーが見つからない事に苛立ち、3日以内に見つけなければ兵士を全員クビにすると憤る。