野獣の美女コンシム

コン・シムは、両親のコンプレックスを受け継いで生まれてきた。優秀な姉のコン・ミと比較されるのを嫌がり、自宅の屋上にある屋根部屋で一人暮らしをしていた。しかし、イタリア語を習う費用を捻出するために屋根部屋を他人に貸すことにする。そこに入居してきたのは弁護士のアン・ダンテ。シムのアルバイト先で起きた事件をきっかけに2人の距離は縮まっていく。一方、財閥3世であるソク・ジュンスは、祖母に認められるため必死だった・・・。

コン・シムを暴行したのは姉の勤め先である法律事務所代表の妻だった。腹の虫が収まらないシムは訴えると息巻くが、姉コン・ミの妨害を受けることになってしまう。いきなり告訴を諦めたシムを不思議に思うアン・ダンテは、ある行動を取る。一方、就職活動中のシムは会社の面接を受けることに。会場を間違えて向かった先は なんと秘書職の面接会場だった・・・。

スターグループの社長秘書として働き出したコン・シム。学歴もなく家柄も良くないシムへの風当たりは強い。 そんな中でもソク・ジュンスは気さくに話しかけてくるが、またそれも新たな火種となる。ジュンスに淡い恋心を抱くシムだが、同じくジュンスにこ好意を抱く姉のコン・ミに妨害される。一方で、嫌がりながらもアン・ダンテと親しくなっていくシム。酒に酔ってダンテとさらに距離を縮めていく。

酒に酔ってさらした醜態を写真に撮られたコン・シム。その上、その写真をアン・ダンテがソク・ジュンスに誤送信してしまった。ジュンスに写真を消してほしいと頼んでいる現場を秘書課の先輩に見られてしまう。一方、26年前に失踪した孫、ジュンピョの手がかりを掴みかけたスンチョン。電話の主との待ち合わせ場所に出向くが、電話の主は一向にやってこない。肩を落としたスンチョンはダンテにジュンピョの捜索を頼む。

コン・ミはソク・ジュンスに告白するが、ジュンスはいい友達と思ってほしいと答える。さらにそんなコン・ミは先輩にはめられて代表から辞職届を出すよう言われてしまう。一方、ジュンスの助言で社長に褒められたコン・シムは社長にもらった招待券でジュンスと二人で映画を見に行くことに。そんな中、会長から26年間行方不明が分からなくなっているソク・ジュンピョの話を聞いたアン・ダンテは悩むものの、全力でジュンピョを捜すことを決める。

お土産の餃子を食べないダンテに腹を立て、振り払おうとした勢いでダンテは階段から落ちる。翌朝、ギプスをはめているダンテを見てシムは申し訳ない気持ちでいっぱいになる。ダンテの調査に付き添ったシムは、ふとした瞬間にダンテのケガが嘘であることを知ることになる。シムはジュンスのために手作りクッキーを渡す。しかし、ジュンスが卵アレルギーであることを知ったシムは、急いでジュンスの元へ行くよう姉のコン・ミにお願いをする。しかし、ジュンスを助けたコン・ミは自分の手柄にしてしまう。