カネと女、欲望と野心が入り乱れる場所“キャバクラ”を舞台に夜の世界の頂点を目指す男の姿と業界の裏側をスリリングに描いていく…!!
エピソード1
第1話
「ここは、客に、時間を売る場所だ。“擬似恋愛”という時間をな…。お前らは、キャストたちの付き人だと思え!」。東京・新宿のキャバクラ店『ミントキャンディ』では、店長の大滝良介 (吹越満) が、ミーティングで訓示をたれていた…。その『ミントキャンディ』の新人ホール係・立花篤 (永井大) は、病に倒れて植物状態となった父・真一 (井上康) の入院費用を稼ぐため、働きはじめたばかりだった。だが、客の前で見せる笑顔と違い、裏では高飛車なキャストたちに振り回される日々…。そんな傲慢な女たちの中で唯一、思い上がることもなく、接客も不慣れな様子のキャスト・千鶴 (井上和香) のことが、立花はどこか気にかかっていた。
エピソード2
第2話
社長の藤堂猛 (伊原剛志) から、1週間の謹慎と共に「謹慎が明けたら“ホール長”になれ」と命じられた東京・新宿のキャバクラ店『ミントキャンディ』の新人ホール係・立花篤 (永井大)。戸惑う立花に、藤堂は『ミントキャンディ』の顧客ファイルを手渡した。そこには客の女性の好みや指名キャストのデータが細かく記されており、藤堂は謹慎が明ける前日までに、すべて頭に叩き込んでおけという。さらに、藤堂は、グループの中で最大の売り上げを誇る六本木のキャバクラ店『ピンクソーダー』を視察しておけと言い渡す。その店には、若くして超一流のホール長・長瀬慎太郎 (菅原卓磨) と、どんな客でも虜にするNo.1キャスト・冬海 (益子梨恵) がいるのだ。
エピソード3
第3話
立花篤 (永井大) が“ホール長”に就任した東京・新宿のキャバクラ店『ミントキャンディ』では、月末恒例の売り上げトップ3の発表が行われていた。奈緒 (滝沢沙織) たち上位のキャストが表彰を受ける一方、売り上げの上がらない千鶴 (井上和香) は、社長の藤堂猛 (伊原剛志) から、このままだと1ヵ月後はクビだと宣告されてしまう。
エピソード4
第4話
異例の早さで、東京・新宿のキャバクラ店『ミントキャンディ』の“店長”に出世した立花篤 (永井大) は、徐々に店のトップとしての自信を深めつつあった。扱いやすい元店長・大滝良介 (吹越満) をチーフマネージャーに引き上げた一方、邪魔な存在だった神崎一郎 (渡邉邦門) が藤堂猛社長 (伊原剛志) により“イメクラ”へ異動させられ、店はいまや立花を中心にまわりはじめていたのだ。もちろん、千鶴 (井上和香) がキャストとして花開き、No.1の座をキープし続けていることも、立花の目論見どおりだった。
エピソード5
第5話
「どんなことをしても、上りつめてやる…!」。そう決意した立花篤 (永井大) は、社長の藤堂猛 (伊原剛志) にたびたび連れ出され、トップになるための帝王学を叩き込まれていた。「間違ってもキャストとは、男と女の関係になるな」と念を押された立花は、ドキッとする。すでに立花は笑子 (酒井若菜) とひそかに関係を持っていたのだ。
エピソード6
第6話
『ミントキャンディ』を日本一のキャバクラにすると決め、新人キャストの発掘や、衣装、料金システムを変更したりと、あらゆるテコ入れをはかった立花篤 (永井大)。だが、思ったほど成績は上がらず、人件費の削除を決定する。ホール係をひとり解雇した上、黒服たちの給料を軒並み5%カットすると発表。そんな立花の判断は、黒服たちの反感を買い、一気に不満が噴出する。立花と笑子 (酒井若菜) の仲に感づいた彼らはますます反発を強め、立花を店長の座から引きずりおろそうと企みはじめる。
永井大
井上和香
伊原剛志
酒井 若菜
菅原卓磨
吹越満
麻生学
樫田正剛