今年40歳の雅治 (松田龍平) は、父の修 (木場勝己)、母の恵子 (風吹ジュン) と実家で暮らし、部屋にこもってゲーム三昧の日々を送っていた。そんなある日、「家を二世帯にする」と恵子からのメッセージが…。困惑する雅治をよそに、妹の沙織 (臼田あさ美) 一家が押し掛け、二世帯住宅に向けた計画は着実に進行していく。二世帯のおまけ、言わば「0.5世帯」とも呼ぶべき雅治に、新居での居場所はありそうになく…。

とうとう始まった、2.5世帯住宅の生活。給食が嫌だからと保育園に行きたがらない蓮 (加藤矢紘) に、沙織と健太 (篠原篤) は四苦八苦。恵子は階段で転んで怪我をしてしまい、雅治は日中、蓮と一緒に過ごすことになるが…。一方、学校に馴染めない恵麻 (白鳥玉季) は誰にも相談できずに一人思い悩む。そんな中、雅治は、怪我で身動きが取れない恵子に代わり、保育園まで蓮を迎えに行こうと決意するのだが…。

蓮の送り迎えで保育園に顔を出すようになった雅治は、保育士の瞳 (西野七瀬) と次第に親しくなっていく。一方、相変わらず学校に居場所がない恵麻は、相手が雅治とは知らずに、オンラインゲームで対戦。チャットを通して二人の交流が始まり、雅治は恵麻の孤独を知ることになる。しかし、恵麻が連日学校を早退していることを知った沙織が恵麻を問い詰め、口論の末、恵麻は勢い余って雅治の部屋に閉じこもってしまい…。

オンラインゲームのオフ会に初めて参加した雅治は、ゲーム仲間に歓待される。昼間に外へ出かけたり、瞳との交流も深まっていく中、少しずつ変わりはじめている自分に気付く雅治。だがそんな雅治を過去に引きずり戻す、予期せぬ人物との再会がある。雅治の過去の事情について微かに聞いた恵麻は、雅治の様子が気になり…。