1969年夏、懐かしくも何処か風変わりな東京。13歳の浅葱まりんに、ある日突然、モノマキアと呼ばれる刺客が次々と襲いかかってきた。その理由もわからぬまま逃げ惑うまりんだったが、そんな彼女の前にメラン・ブルーと名乗る剣士(ナイト)が現れた。次々と襲いかかる不幸な運命に苦悩しつつ、それでも元気で前向きに生き続けようとするまりんと、生体兵器メランとの種の垣根を超えて固く結ばれた絆が、ファンタスティックな世界を背景にカラフルに描かれる。
エピソード1
出会いは浅葱色
13歳のまりんは、懐かしくも、どこか歴史と違っている東京で、明るく健気に暮らす。そんな彼女に突如襲いかかる殺人モノマキア、ドロン! そして神社に追い詰められたまりんが祀られていたアンプル型カプセルを投げつけた瞬間こそ、生体兵器メランと彼女との絆のはじまりだった。
エピソード2
紺碧なるモノマキア
空中に出現した世界、ブリガドーンから来たメランは、まりんを守ることが自分の使命であり彼女の傍に留まると告げる。その矢先、東京湾に落下した謎の建造物から、電撃モノマキア、ブロンテ三兄弟が現れ、まりんに迫る。メランは兄弟の三位一体電撃攻撃を、打ち破れるのか?
エピソード3
鈍色き雲間から
まりんが武器怪人を操って、人を襲わせている! そんな心ない噂によって、級友たちから孤立してしまうまりん。さらにA子たちのしつこく陰湿ないじめで追い詰められたまりんは、耐え切れずにメランを呼び出してしまう。パニックに陥る学校。そしてまりんの運命は、転換点に…。
エピソード4
虹をもとめて
前日の騒動で学校にも行けず雨の町を彷徨うまりん。そんな彼女の心を、アロマくん、みどりらとの出会いが少しずつ軽くする。その時不忍池から液体モノマキア、ヒュドルが現れ、まりんに襲い掛かる。だが、メランのアンプルは長屋に置いたまま。まりんに生存のチャンスはあるか?
エピソード5
ソーダ色の空の下
再び学校に通うことにしたまりん。だが彼女を待っていたのは、級友たちからの冷たい視線と、メランとの関係を探る二人の刑事だった。警察に同行することを同意したまりんだが、彼らのパトカーはスナイパーモノマキア、ネポンの照準に捕らえられていたが、絶体絶命…なのか?
エピソード6
銀灰の訪人
重要参考人として、刑事の執拗な尋問を受けるまりん。そして、次なる刺客が警視庁に現れた。銀灰色の銃剣士、パイオンだ。警官隊に容赦無く銃弾の雨を浴びせる冷酷な銃剣士と、まりん守護に全力を尽くすメラン。かつてのライバル同士の伯仲した戦いの行方は…。
緑川光
愛河里花子
新谷真弓
大塚芳忠
高田祐次
齋藤彩夏