クラッシュとバーンスティーン

ワイアット･バーンスティーンは誕生日にぬいぐるみ店へ連れて行かれ、男の子の人形を作り、クラッシュと名付ける。するとクラッシュに命が宿り、ワイアットにはずっと望んでいた男兄弟ができる。母と人気者の16歳の姉アマンダ、オシャレ好きな妹クレオ、自己主張の激しい６歳のジャスミンに囲まれるワイアット。クラッシュはそんなワイアットに１人部屋を与えようと計画を練るが、計画は失敗し、ワイアットとの関係もこじれる。ワイアットが自分を頼れる存在として作り出したことを思い出し、クラッシュは自分の行動に責任を持ち、自分が起こした問題の解決に乗り出す。

有名な昆虫博士が学校に来ることになり、昆虫嫌いのワイアットは何とかして欠席しようとする。ワイアットは以前ハロウィーンパーティーの際にタランチュラで怖い思いをして以来、虫が怖くなったとクラッシュに打ち明ける。クラッシュはさまざまな方法で、ワイアットに虫嫌いを克服させようと試みる。歌を歌ったり、催眠術を使ったり、寝ているワイアットの周りに虫を並べたりする。しかし虫に噛まれ、ヒゲをたくわえた医者に診せに行った際、今度はクラッシュがヒゲ恐怖症になってしまう。ワイアットとクラッシュは共に恐怖と向き合い学校の昆虫集会に出席する。メルはアマンダに、自分が先にチェックしたホラー映画以外は見てはいけないと話すが、アマンダは無視して映画を見に行き怖い思いをする。クレオはそんな姉をからかう。

クラッシュはワイアットとペストが所属するバスケチームが負け続きのため、コーチをからかう。コーチが辞任し、クラッシュが新たなコーチに就任する。ワイアットはＮＢＡの有名なコーチの話をクラッシュに教え、クラッシュを助けようとする。しかしクラッシュは、コーチのいい面を学ばずに、悪い面ばかりに注目しチームを厳しく指導する意地悪なコーチになってしまう。クラッシュは勝つために背の高い大人をチームに入れる。クラッシュのコーチング技術にイラ立つチームメートたちはクラッシュをクビにする。メルはクラッシュに意地悪なコーチは教える者の姿勢として正しくないと教える。クレオはクラッシュを説得しチームの新しいジャージーをデザインする。新しいサングラスを買うためアマンダはクレオの下で新しいファッションづくりを手伝うが、アマンダの仕事ぶりに不満を抱いたクレオはアマンダをクビにする。

最近 起きた出来事や問題により、メルはクラッシュが人間の世界についてあまり理解していないと気づく。アマンダとクレオがクラッシュを追い出そうとする一方、メルはクラッシュがワイアットにとって大事な存在だと分かっていた。そこでメルは人間の世界について学ばせるため、クラッシュをワイアットと一緒に学校に通わせる。学校に通う前、刑務所での生活を描いたテレビシリーズを見て夜更かしをしていたクラッシュは学校を刑務所のような場所だと思ってしまう。クラッシュはいじめっ子と対決して勝ち、クラッシュとワイアットは学校のリーダーになる。しかしスノボに行くために学校を早退しようとしてクラッシュが火災報知機を鳴らし、クラッシュとワイアットは窮地に追い込まれる。クラッシュを守るため、ワイアットは罪を被る。

アマンダはゲームセンターでトレイという青年と出会い、パーティーに誘われる。アマンダはトレイに無脂肪でグルテンフリーのキャロットジンジャーマフィンをパーティーに持ってくるよう頼まれ奮闘するがマフィンを焼くことができない。アマンダはトレイと緊張せず話せるよう練習をする。自分たちもパーティーに参加したいワイアット、ペスト、クラッシュはさまざまなことを試みる。ワイアットはパーティーで浮かないように腕に偽のタトゥーを入れ、バイクのヘルメットを被る。ペストはカッコいい歩き方を研究し派手なネックレスを身に付け、チーズを手土産に持っていく。そして何としても招待されたいクラッシュは肉体改造に夢中になる。自作のドリンクが裏目に出てクラッシュの体は膨張し、クレオが掃除機でクラッシュを助ける。その後クラッシュはトレーニングで肉体改造を試みるが厳しいトレーニングに怒りを爆発させる。

友達とスノボに行くため、メルにしっかりしたところをアピールしたいワイアット。そんな時、アマンダにきょうだいの面倒を見るよう言って外出するメル。クラッシュは自分たちだけで大丈夫だからとアマンダを外出させるが、アマンダのいない間にプーロスさんがやって来てエアコンの通気口の修理をする。トイレにはまったクラッシュを見つけたプーロスさんは、監督者なしに子供を家に置いてはいけないルールがあるにも関わらず、子供だけで留守番していることを疑問に感じる。クラッシュとワイアットは、アマンダはたまたま食事の買い出しに行っているだけだとプーロスさんに説明する。ワイアットがアマンダを捜しにゲームセンターへ向かうが、その間にかくれんぼをしていたジャスミンが通気口にはまってしまう。通気口のカバーをし忘れたプーロスさんは、その日のトラブルをメルに報告しないことを子供たちと約束する。